負傷 ページ31
翔side
朝までスポチャで遊び、昼頃に学校に行って屋上で昼寝。
雅「白い目と言うより…なんか…すごい視線感じる」
「本当にな。今日やたらと皆見てくるよな」
雅「あ、忍者先輩だ」
「へ〜」
雅「ヤバいっ！翔！先輩が！」
呑気にスマホ当たって、もう一眠りしようかなって時に、雅紀の焦った声が聞こえた。
雅「先輩が落とされそうだよ！」
「…は？」
雅「あの女の仲間に！突き飛ばされそうなんだよ！」
「…っ！まじかよ。」
ハシゴなんて降りてる暇なくて、普通に飛び降りた。
…ダァンっ!!
女「ビクッ!」
痛てぇ…痛めたかも…なんて言ってられる状態じゃねぇ！
女「落ちろ！」
ドンッ！フラッ…
智「さ、くらいくん…」
「間に合えッ！」
雅「ッ！翔!!」
先輩の右腕を掴み、先輩が落ちるのは回避出来たが、その反動で俺が落ちてしまった。
そこは昨日降りた場所…木があるのはわかってた…筈なのに。
ドンッ！バキバキｯ!
足首を強く打ち、背中を強打…体中に切り傷…骨折はしてないだろうが…これはやばいw
「ｶﾊｯ…あーぁ…まじか」
雅「翔!!」
「今回は…ヤバそう…」
雅「あの人に連絡するよ」
「頼むっ…けほけほっ」
智「翔君！ごめん、俺のせいで…」
女「私の…私のせいで…帝王様が…」
雅「先輩！翔を抱えてくれますか！」
「バカっ…先輩を…使うな」
雅「もうすぐで来てくれるって」
智「翔くん、少し揺れるよ。痛かったら言ってね」
おいおい、嘘だろ？軽々持たれちまったよw
しかも、背中が痛くないように、息しやすいように…してくれてる。足首も…
「すいませっ…今度…お礼っを」
智「良いんだ…これは俺のせいなんだから…」
大野先輩は、時折「僕」、「おいら」っていう…
顔には合ってんだよw
でも、「俺」って言うとさ、なんかキャップがw
「はぁはぁ…先輩…すいません…」
智「良いから、黙ってろ」
弱そうに見えて強い所とかw面白ぇよな…ほんとに
女はこのギャップにハマっていくんだろうな…
あれ、なんか…眠くなった…
「先輩…おれ、なんか…眠く…なっ」
智「翔くん？おい、翔くん！目を開けろ！」
雅「翔?え、翔!」
その後のことは覚えてない。
先輩におんぶされて、眠くなって…寝た。
園長先生の息子さんである、医者の拓にぃが治療してくれたらしい…
2日目の早朝に目が覚めた。
拓「翔、分かるか？」
「拓にぃ？」
拓「安心した〜」
「俺…イッ」
拓「無理すんな？足首にヒビだ」
「うそぉぉ」
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作者名：シュガーsweet | 作成日時：2020年12月22日 23時
