噂 ページ28
翔side
まさか、あんなに出てくるなんて…
次の日学校に行くと、なんかひそひそ…と
雅「なんだ？」
「わかんねぇ」
雅「用があるならハッキリしろや！」
「いいよ、ほたっとこうぜ」
雅「翔…先輩がいる」
「アイツも、ここにいる奴らと同等だろう」
雅「屋上行くか」
「そうしよう」
周りのヤツらを無視して屋上へ…
「どーしたもんかね」
雅「アイツらの目付きからして…何だかの噂だね」
「噂ねぇ〜」
なんて話してたら、屋上の扉が開いた。
そこに居たのは和と潤だ。
息を切らしてる。走ってきたのか
和「翔さん！皆が話してる噂の事ですが…」
潤「昨日警察に厄介になりましたか？」
和「誰が流したのかは特定してますが…」
潤「本当の話を聞きたくてここに来ました」
流したの特定してるんだ〜w
和「人を殺めたって本当ですか？」
…殺めた？誰が？
潤「無言って…肯定ですか？」
雅翔「は？殺めた？誰が？俺達が？」
雅「馬鹿馬鹿しい」
「そんなこと信じてんの？2人とも」
雅「で？答えを聞いた感想は？」
和「あ、安心しました…」
潤「2年の先輩が話してたんで…」
和「全クラスの黒板に書いてたんで…」
めんどくせぇ事してんなw
雅「翔、どうするの？」
「話す？2人に？2人に話すとさ、あの人まで行きそうじゃね？」
雅「それもそうだね」
智「あの人って、俺の事？はぁはぁ…」
げっ…こいつも走ってきたのか…
何奴も此奴も…
雅「忍者先輩も走ってきたんすか？」
「呼び方」
雅「えへ♪」
右手の甲に傷…殺ったのか？
智「俺が何？ってか、あの噂の事なんだけど」
和「嘘でした」
智「あ、良かった…」
潤「疑ってすいませんでした」
「昨日の警察沙汰の話ですけど、俺の家に盗聴器があったんすよ。ノリで探したらあったんすよ。だから、警察呼んだ。これでいいっすか？雅紀、帰ろう」
雅「来たばっかだけどw」
「一日中、あの白い目で見られるとか無理。あ、先輩、俺、バスケ部辞めます。」
雅「じゃ、俺も辞めマース」
智「え、ちょっと待て、辞める？だめだよ！」
「疑ってくれていいよ、2人とも。そういう噂には慣れっ子だ。」
雅「まさかこの高さから飛び降りる気？」
「あの木に飛び移ろう」
雅「傍から見たらヤバい行為だけど？」
「俺、先いくよ」
屋上の上に立って、先輩たちの方を向きながら後ろへ倒れて行く。先輩達の慌てた顔よw
俺に続いて雅紀も飛び降りる。
窓側にいる生徒達は悲鳴をあげてる。
教師も驚いてる。
先輩は、泣きそうな顔
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作者名：シュガーsweet | 作成日時：2020年12月22日 23時
