ラウール ページ7
ラウールside
「A、!おはよ!」
『あ、ラウ。おはよ笑』
仕事が少し落ち着いて、久々の学校へ
幼馴染で彼女のAと一緒に登校する。
何気ないけどこの日々が大好きだったりする。
そう…、。
彼女が抱えている悩みに気づけていたら…。
学校について席に着く。
「…?ねぇ、Aリストバンドなんてしてた?」
『えっ、。あ、これは…』
しどろもどろに話すAに違和感を覚え
聴き返そうとした時…
[おはよー、Aちゃん。
…何話してるのっ?]
『あっ…、何もっ…』
Aに喋りかけたのはクラスでも目立つ女子達。
風の噂でSnow Manのファンだって
聞いたことがあった。
[あ、ラウールくんっ!おはよ!
ちょっとA借りるね?]
「えっ、…うん。。」
そういって、女子達がAを連れて行ったあと。
[おい、ラウール。]
「…ん?何、?」
僕の友達が喋りかけてきた。
[お前…彼女から何も聞いてないの?]
「えっ、?」
このクラスでも付き合ってるって知ってるのは
僕が信用してる数人だけ。
Aも学校ではクラスメイトを演じてる。
[…彼女、いじめられてるんだよ。]
「い、じめ…?どういうこと…?」
すると友達は僕の隣の席のAの席を指差して
[机、見たらわかる。]
僕が机を覗くと…
ボロボロにされたノートや教科書が…。
「なに…これ、。」
[あの女子達がSnow Manのファンだってのは
聞いたことがあるか?]
「う、うん…噂で…。」
[特にラウールのファンらしくてよ。
いつも隣にいる彼女が妬ましかったんだって、]
「え…?」
[どんな手を使ったのか、お前らのこと調べてさ。
お前と付き合ってるって知ったんだと。]
[それで、彼女をいじめ始めたんだよ。]
「そんなっ…!」
[で、当たり前のように口外したら
これ以上に酷い目に遭わすって、脅して。
彼女だけじゃなく、俺らクラスの奴にも。]
[でも、俺見てられなくて。
内緒でお前に連絡しようとしたんだ。
そしたら…彼女が言わないでって。]
僕はその話を聞いて、慌てて教室を飛び出して
Aを探した。
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作者名:紫 雨 | 作成日時:2020年10月14日 7時