俺、笑い方を忘れました。 (ページ7)

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有岡side

あれから家について、顔を洗ってソファに座った。

あーあ、やっちゃった。

せっかく追いかけてくれたのにひどい態度で接しちゃった。

俺のせいでJUMPが壊れたらどうしよう。

俺のせいで、たくさん迷惑かけてんのに。

俺がいるからこうなるんだ。

俺がJUMPにいなければよかったんだ。

…俺がやめればいいのかな。

メンバーから、大ちゃんの笑顔って太陽みたいだね！、大ちゃんの笑顔見ると癒されるし、元気になるわー笑、大ちゃんスマイル！、なんて言われてたけど。嘘だったのかな。

そう思ってるとき、電話がかかってきた。

スマホの画面には、【薮くん】

と、示されていた。

「…もしもし、」

『あ、大ちゃん…、今どこ？』

「、家だけど…なんで、？」

『いや、…今から家いってもいいかなって思って…」

「みんな来るの、、？」

『、まぁ、そのつもりでいるけど』

「山田もいるの、、、？」

『うん、』

怖い、みんなに会うのが。

何を言われるのかわかんなくて。

また同じようなこと言われるんじゃないかなって。

「…、今日は、ごめんだけど…来ないでほしい、…かな」

『…そっか、わかった。』

「…あのさ、俺ってJUMPにとって必要？」

『…え、？なに、いってんの？』

「俺はいないほうがいい？」

俺、メンバーになにいってんだろ。

「俺、JUMPやめたほうがいい？、どうすればいい？…もう俺、どうすればいいかわかんないよっ、！」

まただ。

声を荒げたってなんの意味もないってことくらいわかってんのに。

『やっぱり、家行くっ、』

俺の返事も聞かずに、通話が終了した。