俺、笑い方を忘れました。

■ ページ11

有岡side




山田がそんなことないって言ってきた。





俺は必要、俺がいてこそのJUMPだから、そんなことかんがえないでって言ってきた。


…、なんで山田がこんなこと言うんだよっ、。




「なんで…、なんで山田がそんなこと言えるんだよっ！、山田があの時俺にっ！、俺に必要ないって言ってきたんだろ？いらないって…！、笑うなって言われて、そんなこと言われたら上手く仕事できない気がしたからっ！…だからみんなのために、決意したのに…っ、」







「…、ごめん、…でも俺はっ！大ちゃんがいなくなったら、」







「別に…俺がいなくなったところでなにも変わんないでしょ…」







自分でも驚くほど冷たい声が出た。



「…んなわけっ、」





「だって、山田が必要ないって言ったじゃん…、撤回できないよな？本当に思ってたからいったんだもんね？山田」




「違う、」






「じゃあなんであの時、あんなこと言ったんだよっ…おれ、は、…おれはっ、…おれなりに、がんばってた、…つもりなのにっ、…」





さっき治ったはずの涙がまた出てきた。





「もう…どうすればいいかわかんないよっ！…誰か教えてよっ！」








「…ごめん大ちゃん…、おれらもわかんない」




そう言ったのはヒカだった。


「…だって、おれが大ちゃんの立場だったら、大ちゃんと同じような考えになると思うから…、俺たちもどうすればいいかわかんない、…ごめん、無力で」




「…そう、だよね…あー、俺ってわがまますぎた…、ごめん、…明日って何時から？」



「え？あ、…えっと9時集合だけど、」






「わかった、…ばいばい、また、明日」







「、！…うん、！」

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