俺、笑い方を忘れました。

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有岡side




「よし、時間だし撮影行くぞー」




「りょーかい」



みんな移動してる中、山田はみんなより遅く移動した。





どうしたんだろ。


俺は伊野ちゃんから離れ、山田のところに行った。




「山田、どうしたの？」



「…別に。うるさいから構わないで。」




「冷たぁ〜、…わかったよ、睨むなって笑」




笑いながら言うものの、少し傷ついた。





なんかあったのかな。



この時は知らなかった。俺のせいだってこと。





山田の気も知らずにいつも通り撮影を始めた。



「炭酸水を一気飲みした後にぐるぐるバットをしたら気持ち悪くなるのか！」



「さぁ、大ちゃんお願いします！」



「まじかよぉ〜、ぐるぐるの一大事ってこれ！？これ、なんのためにやるの笑」





とは言いつつ、やらないといけないため、味のない炭酸水を一気飲みした。



きつ。お腹に炭酸が溜まる。



これ飲んだ後にぐるぐるバットすんの？吐いちゃうよ？




ぐるぐるバットで15回、回った。




真っ直ぐ進んでも斜めに行っちゃって。


だけどなんとかゴール。



「どうですか？大ちゃん」



「えぇー、吐きそうです笑」





「おいおい笑吐くなよ？」



「せーの！一大事解決！」




ぐるぐるの一大事、もう2度とやりたくない笑。

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