~運動会~ 1 「コ哀」 ページ5
今日は帝丹中学校の運動会の日。皆ヤル気満々で、「狙うは優勝のみ!!!」とか言って叫んでいる。俺と哀、歩美は運動神経が良いため。他の生徒より、競技が何個か多い。歩美はヤル気満々で叫んでいる生徒たちのまわりで笑っている。哀は俺の隣で笑っている。
「哀もあの中入ってくれば?」
「え....遠慮しとくわ。」
「開会式を始めます。校庭に並んで下さい。」
「「いきますか」」
ラジオ体操を踊り、席に着いたところで1年生女子の徒競走が始まった。俺は、3年生男子のため6番目だ。そして、俺たちのクラスの女子番になった。毎年恒例になってしまった事が今年も起こった。
「プログラム3番、3年生女子による、徒競走です。「ちょっとまてぇい!!!」
「灰原哀!!!!でぇてきなさぁい!!!!」
ここで、哀は大体出てこない。
いつもなら、放送で宣言して負けるのが落ちだが、今日は直接宣言したいらしく。しつこい。
「灰原哀!!!!早く!!!!」
「灰原哀!!!出てこないなら私勝手に江戸川くんとデートしちゃうわよ!」
哀は全然出てこない。
「灰原さん、時間の無駄だから出てくれない?」
まさかの先生登場
「....はぁ」
やっと哀が出てきた。
「やっと来たわね。....宣戦布告だ灰原哀!!!」
「ふぅん」
「私が勝ったら江戸川くんを私に頂戴。」
「あっそ」
「まぁ、無いと思うけど、あんたが勝ったら.....「あのさ、この話まだ続く?時間の無駄なんだけど。」まぁ、いいわ。最後に私とあんたで勝負」
「ハイハイ....放送委員さん続けて下さい。」
徒競走が始まり、最後の列になった。灰原哀vs田中明奈と書いてある。何時作ったのか分からない札が立ってあり、皆好き勝手に応援していた。俺は勿論哀を応援する。他の声援も哀の方が多く、田中とかいうやつを応援してるやつは所々にいるぐらいだ。
「位置について〜よ〜い、ドン!」パーン
哀と田中のスタートは哀が田中に押されスタートがかなり遅れた。周りからもブーイングが激しくなっていた。が、流石!!って叫びたくなるほど、もうスピードで哀が追い付いてきた。周りも哀が追い付いてくるにつれ、ブーイングが歓声に変わり、保護者も応援していた。
哀が田中を抜かそうとしたとき、事件が起きた。
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作者名:猫乃翼 | 作成日時:2020年5月27日 1時