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智side
泣き疲れて抱きついて寝てる雅紀の寝顔にAの面影を感じ、なんとも言えない気持ちになった…
智「なんでパパしかいないのか、か…」
まさか自分の息子がママがいないからってこんなことになるとは思わなかった
まぁ小学校入る前だからその子たちが知らないのも無理はないんだけど…
智「辛い思いさせちゃったな…」
目にかかった前髪を避けてあげながら、寝てる我が子につぶやく
潤「ぱぱぁ…(*´ УД`。)ﾌｧ〜」
智「潤起きたの」
潤「ん」
智「こっちおいで」
潤「まぁにぃー」
智「雅紀寝てるからここにおいで？」
潤「ん…」
潤「…Zzz」
智「潤？寝たの？笑」
智「2人して可愛い顔して寝てんだから…」
起こさないように2人を降ろして、毛布をかけてあげる
隣の部屋で潤とお昼寝してた翔もまだ起きる気配はない
今日は和は幼稚園、1週間に1回はなんとか行けるようになってきてるの
ちょっとは前に進めてるのかな
早くお店を閉めたからパンが何個か残ったのを集めてると、学校から電話が
智「そうですか、わかりました、明日15時に、はい」
相手のお子さん2人が話したみたい
てっきり雅紀が何かしたと思い込んでたらしいけど、話聞いたら真逆で慌てて学校に連絡をしてきたんだそう
内容が内容だから謝りたいってさ、また明日も学校行かなきゃ
あんまり学校行くの好きじゃないんだよね笑
雅「ん…パパ？」
智「起きたね？先生から連絡あったよ、梨花ちゃんたちちゃんとお話してくれたみたい、明日謝りたいって」
雅「…うん」
智「パパも行くから、ね？」
雅「うん」
智「じゃあ、2人が寝てる間に和のことお迎えに行こう！」
雅「行く！」
智「しー！笑」
雅「笑」
智「雅紀、家族は離れてても家族なんだよ」
雅「離れてても？」
智「そう、ママは一緒に居れなくなっちゃったけど、空からパパたちのこと見てくれてるし、いつもそばにいてくれてるんだよ？」
雅「ほんと？」
智「ほんと笑 」
智「寂しくなったらパパと一緒にママのお墓行こうか」
雅「うん」
智「和ー」
和「あっまぁにぃいる！」
先「今日は比較的調子よかったです」
智「そうですか、よかった」
先「和也くん明日も先生に会いに来てくれますか？」
和「うーん…たぶん！笑」
先「たぶんか笑、でも無理しなくていいからね」
和「うん、先生さようならー！」
先「さようなら、また明日ね」
今日よりも明日がいい日になりますように
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作者名：バリュー | 作成日時：2018年10月20日 20時
