4:なんでパパだけなの ページ5
雅side
今日は大好きな図画工作の授業があるの！
家族の絵を書いて、廊下に貼るんだって！
先「じゃあ今日はこの間言ったように家族の絵を書いてください」
雅「はーい！」
僕はパパと和と翔と潤を書いた
ママも書こうとしたけど、あんまりわかんなくて…
だけどそれで言い合いになっちゃった…
「ねぇなんで雅紀くんの絵はパパだけなの？」
書いている途中に絵を見て梨花ちゃんが言ってきた
梨花ちゃんはお父さんが会社の偉い人でいつも綺麗なお洋服着てる
僕はちょっと梨花ちゃんが苦手…
咲「あっほんとだー」
いつも梨花ちゃんと一緒にいる咲希ちゃん
咲希ちゃんとあんまり話したことがないの
雅「ママ死んじゃったから…」
梨「雅紀くんちママ居ないんだー」
咲「ママに置いていかれたんだー」
雅「ち、違うもん！」
梨「だってママいないのおかしいんだもん」
咲「咲希のおうちも梨花ちゃんちもママいるよ？」
雅「…でもママに置いていかれたわけじゃないもん！」
僕は梨花ちゃんと咲希ちゃんのことを押しちゃったんだ…
咲「きゃー！」
梨花ちゃんが倒れた…
先「ちょっとなにやってるの！」
梨「うわーん…。゜(´⊃ω⊂｀)゜。｣
先「痛いところない？」
梨「( ﾟｰﾟ)( ｡_｡)」
先「みんなー先生梨花ちゃん保健室に連れていくから静かに絵を書いてください」
先「雅紀くんちょっとおいで？｣
先生に呼ばれて隣の小さなお部屋に連れていかれた
先「どうしてふたりのことを押したの？」
先生に聞かれたけど、なんでかわからないけど答えれなかった…
智「うちの子がほんとうに申し訳ありませんでした」
夕方パパが学校に来て、梨花ちゃんと咲希ちゃんのママに謝った
智「ほら雅紀も謝りなさい」
雅「僕悪くないもん！」
智「こら！」
先「お父さんまぁ落ち着いてください、雅紀くんもそうですが、2人も何があったか話してくれません、ご自宅でちょっとお話をしてみてください」
パパと一言も話さないままお家についた…
智「雅紀」
雅「…」
智「雅紀」
雅「…」
智「パパ怒らないから、お話して？」
雅「…怒らない？」
智「怒らない」
雅「あのね…」
今日あったことをパパに話してみた
智「雅紀ごめんな…」
雅「だってママいるんだもん｡:ﾟ(｡ﾉω＼｡)ﾟ･｡」
智「そうだね、ママいるもんね」
雅「ママはまぁたち置いてった？」
智「ううん、置いてってないよ」
A、俺はどうしたら…
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作者名：バリュー | 作成日時：2018年10月20日 20時
