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｢んで結局戻ったと…｣
｢拒否権なかったし！｣
｢まあまあいいじゃん、よかったね、幸せそうで｣
少し前の日常に戻り、昼食時間はショッピの話をするようになった。なんだかんだ聞いてくれる友人は多分この話が結構好きなんじゃないかと疑惑が浮上している。ソースは私。
この話をしていたらいつの間にか5限目になっていて、すぐに放課後になった。いつまでしてんだこの話。
｢少し強引なぐらいがいいでしょ、Aは｣
｢まぁそっちのほうが助かる？かもしれへんし…｣
｢あとなんか強引なの好きそう｣
｢いやなにその偏見｣
｢ショッピさんどうみても尻にしくタイプじゃん｣
そう言って笑っている友人と駐輪場に向かって歩く。するとまた見慣れた茶髪野郎がいた。
｢うげ｣
｢A遅いな｣
｢え？この人がショッピさん？めっちゃイケメンじゃん｣
｢…横の人は？｣
｢あぁ、クラスメイト、大親友｣
互いに挨拶を交わしている二人を見ると、少し面白い。二人共あんまり交遊関係を広げないタイプだから余計に面白い。
｢A帰ろ｣
｢いや私友達と帰るし｣
｢いやそこの交差点ですぐ別れるじゃん｣
｢いや今のはさ、私を盗られまいと奮闘するところだと思うんだよ｣
｢あ、ショッピさんAをよろしくお願いします〜｣
｢あっはーい｣
｢はーいじゃねぇよ｣
散々ボケた友人を見送り、遂に二人になる。早くも緊張して顔が見れなくなる。友人帰ってきて。
｢二人きりになるとよく緊張すんな｣
｢いや、なんか、慣れなくてさ｣
｢一年付き合ってたのにな｣
｢まあまあまあまあ、うん、｣
｢勝手に自己完結すんな｣
ショッピの突っ込みを受け流し、いつものように自転車を押しながら歩く。
｢なぁ、明日から歩いてこん？｣
｢えぇ、嫌なんやけど…ていうかなんで？｣
｢手繋いで帰れんやん｣
｢手っ…別に繋がなくても死なないし｣
｢明日から繋いで帰ろな？｣
｢断固拒否します｣
そう言って川沿いを歩いた次の日、私は歩きで登校した。ショッピには笑われた。でも少し照れたように手繋がへん？って言ってくれて、私はしっかりとショッピの手を握り返した。
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孤廻猫(プロフ) - 素晴らしいビジュ？ その通りです。うちもsypくん推しっスわｧｰ(*^◯^*) (2021年6月5日 19時) (
レス) id: fb1b27985e (このIDを非表示/違反報告)
shiyu(プロフ) - かのさん» コメントありがとうございます。癒しを提供できたようで何よりです。男は押すべし。 (2021年5月28日 22時) (レス) id: 12f7993420 (このIDを非表示/違反報告)
shiyu(プロフ) - ゆかりんごさん» コメントありがとうございます。元カレに未練がましい私が書いた作品でしたが好んでいただけてとても嬉しいです。彼氏さんとお幸せに。 (2021年5月28日 22時) (レス) id: 12f7993420 (このIDを非表示/違反報告)
かの(プロフ) - あぁ、最高すぎます…強引なshpくんいけめそ……作者様最高です、天才ですね……癒しをありがとうございます… (2021年5月27日 19時) (レス) id: 322bf46b5a (このIDを非表示/違反報告)
ゆかりんご - 現彼に似すぎた最推しは最高すぎた。好きです(唐突の告白) (2021年5月27日 17時) (レス) id: 925143f170 (このIDを非表示/違反報告)
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