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episode.105 ページ35
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真っ白で。ふわふわだ。
干したての布団のような暖かさが感じられる。
ずっと、ずぅっとここで眠っていたいような、そんな気持ち。
もう、もう起きたくない。
休み明けの、月曜日の朝、駄々をこねる小学生になってもいい。
動きたく、ないや。
誰かが呼んでいるような、そんな感じ。
でも、返事がしたくないような、そんな気持ち。
嫌われたっていいや。
大丈夫、嫌われても、わたし、は。
たぶん、きっと、うん。たぶん。
生きていけ、
｢A…起きてぇや…｣
涙ぐんでいる誰かの声。ううん、これはきっと。
｢せ、んら…さ｣
｢ごめん、ごめんな…おれ、がっ｣
｢よく、わからない、ですけど｣
頭が痛い。それだけ言うと、センラさんだけじゃなく、みんなも驚いた顔をした。すぐにふわりと笑ったセンラさんによしよしと頭を撫でられた。
｢ねても、いい、ですか｣
｢起こしてごめんな。おやすみ｣
その言葉で、私は意識を飛ばした。また、また深い眠りに落ちていく。また、暖かいものにしがみついた。
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巫鳥(プロフ) - この作品大好きです！これからも楽しみにしてます！ (2019年12月29日 15時) (
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