クローバーの３ ページ3
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｢では私がディーラーをさせていただきますね｣
丁寧にカードを切り、山札を作る。ふと私を見て、センラさんは気付いたのか問いかけてきた。
｢…ポーカーは四人でしか出来ないって言っとったけどなんでなん？｣
今更気付いたんですか、と危うく言いかけたが、喉奥にきっちりと留める。またあの二人に睨まれるのはごめんだ。
｢ここには椅子が四席しかない、それだけですよ｣
｢あっちから椅子取ってきたらええんとちゃうん？｣
痛いところを突かれた。別に話してもいいが、今は勝負開始前。こんなところで道草を食うような真似はしたくないのが本音だ。怪しいが話を逸らさせて貰うことにした。
｢理由は私に勝ったら話しますよ、しょうもないですけど。では｣
開始の合図としてカードを配ろうとしたその時。坂田さんが立ち上がり、私の手を取って何かを握らせた。
｢はい、アンティ｣
｢…要りませんよ｣
握らさせられたお金を坂田さんに突き返すも、彼は受け取ろうとしない。あんまり賭け事にお金を絡めたくない私は、彼の為にどう使おうかと渋々悩んだ末、それ相応の酒を出そうとした。
｢あ、お酒は飲めへんしええや、まーしぃとセンラにあげて｣
にこりと笑う彼からは邪気というものを感じられない。アンティも見たところ数万円はある。これを今日知り合ったばかりの、それも得たいの知れない奴にあげるなんて中々の人物だ。
(この人が一番怖いっていうのは本当かもしれない)
奥からボトルを取り出し、納得のいかないまま、志麻さんとセンラさんにグラスに注いだ有名なシャンパン、クリスタルを出した。
$ アンティとは、ポーカーが行われる前に参加者から渡されるお金の事である。参加料。
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ちょこ - 更新が止まってます！戻ってきてください！続き楽しみに待ってます！(´;ω;｀) (2019年12月30日 12時) (
レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
shiyu(プロフ) - 志麻セン寄りのcrewさん» 能力持ち等はあり得ないのですが、やっぱり何かを入れようと思ったらいつの間にかそうなってました笑 (2019年5月7日 22時) (レス) id: ca77629a28 (このIDを非表示/違反報告)
志麻セン寄りのcrew - すみません間違いましたm(_ _)m発想です (2019年5月6日 21時) (レス) id: e4b55a25ee (このIDを非表示/違反報告)
志麻セン寄りのcrew - 面白いルール知らんけど発送がすごい能力持ってるのすごい (2019年5月6日 11時) (レス) id: e4b55a25ee (このIDを非表示/違反報告)
shiyu(プロフ) - しらすさん» 私ゲームでやってたぐらいなの。面白いって言われて嬉しいからがんばる() (2019年5月5日 1時) (レス) id: ca77629a28 (このIDを非表示/違反報告)
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