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｢ただいまー｣
｢お帰り〜｣
リビングにはまーしぃしか居なく、シャワーの音が届いてきた。きっとAが酒臭いからお風呂に入りたいと駄々を捏ねたのだろう。
｢買ってきたで、ほい｣
｢さんきゅ、あ、風呂入っとるし｣
俺に背を向けながらも見事にポテチを片手で受け取った。しかし、ばりっという音からして割れたことは確実。上手くかっこつけられたのに、カッコ悪いと思うのは何故だろうか。
しかし、最近発売された乱闘ゲームを見事に腕を上げて、さっさと敵を打ち負かしている。前のゲーム配信では見事うらさんにぼろぼろに殺られていたのに。流石まーしぃ。俺も負けられない。
｢俺もやってええ？｣
｢ええよー…あ、そうや。Aちゃんにバスタオル渡しといて｣
｢嫌、ちょっと無理｣
｢俺、だいぶ無理｣
渋々受けとるとまーしぃは、にやにやしながらゲームを続行しているものだから、横から本物の乱闘をしてやろうかと思った。その綺麗な顔をぐちゃぐちゃにするぞ。
｢…はぁ｣
よく漫画であることなんてないだろう。偶然でもお風呂上がりの姿を見るなんて御免だ、本当にこれ以上もたない。嫌われたくもない。覗き魔なんて変な称号はいらない。欲しいのは、彼氏っていう称号だけ。
恐る恐る扉をノックし、居ないことを確認し扉を開けた。お湯に浸かっているのか、死角になっていて浴室に影はない。ゆっくりと浴室への扉に近づいて、ノックをしようとした。
｢〜♪｣
思わず、足が止まった。クルチケの俺のソロ曲を歌っていた。ノックしようとしていた手は自然と扉まであと数cmのところで留まり、そのまま魔法をかけられたかのように、固まってしまった。
ばしゃんと水飛沫が上がる音とともに、イエーイなどの掛け声がする。可愛くて、可愛くて死にそうになった。言い過ぎだって言われるかもしれないけれど、それほど俺は彼女がすきだ
｢A、バスタオル、置いとくで｣
｢お、坂田ありがとう。あとお帰り〜｣
｢お、おう｣
すぐに部屋を後にして、そそくさと廊下に出た
(どうしよ、めっちゃ嬉しい)
顔が火照っているままではまたまーしぃに誤解されるかと思い、急いでダイニングに向かって蛇口を捻った。火照った顔に冬独特の冷たい水が染みる。そのお陰ですぐに火照りは治った。
｢やば、汗かいとる…｣
額にはじっと汗が垂れていて、水で少し薄まった汗が俺の唇を通った。
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shiyu(プロフ) - りん。さん» 教えてくださりありがとうございます!! 定期演奏会が近く、忙しく更新が難しくなっているのですが頑張ります！ (2019年3月24日 0時) (
レス) id: ca77629a28 (このIDを非表示/違反報告)
りん。(プロフ) - コメント失礼します！最新更新の、僕の字が面白いことになってますよ！笑 毎回通知入れて読ませて頂いてます！これからも更新まってます！！ (2019年3月22日 23時) (レス) id: c02d0fc12b (このIDを非表示/違反報告)
ハゲつるマン@19830617(プロフ) - もでらーと。@坂田家さん» ありがとうございます！ 毎日更新目指して頑張りますね笑 (2019年1月4日 21時) (レス) id: ca77629a28 (このIDを非表示/違反報告)
もでらーと。@坂田家 - いっき読みしてきました!更新楽しみにしてますね* (2019年1月4日 17時) (レス) id: 5d5b1bd419 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハゲつるマン@19830617
| 作者ホームページ：なし
作成日時：2018年12月30日 23時
