助けて、うらた先輩!!! ページ34
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腕がずきずきと痛むのを感じて、重い瞼を開く。眠いという訳ではないが、寝たいという欲望がそれを阻止し、もう一度閉じてしまった。
｢……っ寒｣
一度起きてしまった身体には寒いという感覚が足の先から頭の頂まで届いてしまい、思わず声をあげる。どう考えてもいつも被っている布団の温かみではないそれが俺に掛けてあった。
｢や、や…ま…うん…こ｣
それを思いっきり剥がしとり、冴えてしまった頭を撫でる。といっても、髪を直しているだけなのだが、俺の寝癖は頑丈でありそんなちょっとしたことでは直らない。
｢今何時や…｣
返ってくるはずのない問いかけを壁に投げ、しょぼしょぼとした目で時計を見る。生憎近くにスマホもない。どこにやったんだろうか、と記憶を辿るがそれも未だに残っている眠気によってかきけされた。
ずきずきと痛む腕の原因はベッドの縁で寝ていたことからだろう。重い体をベッドの中へといれる。誰も入っていなかったからか、布団は冷たい。これならブランケットのほうがマシだったかと思い、部屋の端を見るが、やっぱりあれよりこっちがいい。あれに包まれるよりかはマシだ。
もう一度寝ようと思い、瞼を閉じる。すると、バイブ音と共にスマホの着信音が鳴った。ああそういや机の上に置いていたっけなんて思いながら、手を伸ばす。何度も着信音が鳴り、遂には電話まで掛かってきてしまった。
誰だよ迷惑なやつだな、と思いながらロック画面に移動するとスケジュールに書いているたった五文字。そんなたった五文字が俺の眠気を一気に吹き飛ばし、汗を流させた。不思議だ、寒かったのに。
恐る恐る通話ボタンを押し、スピーカーにする。土下座の覚悟なんてできている。
｢…坂田ｧ？｣
｢はいごめんなさいすみませんでした許してくださいうらた様｣
つらつらと謝罪の言葉を並べる俺のスマホから深い溜め息が洩れた。
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shiyu(プロフ) - りん。さん» 教えてくださりありがとうございます!! 定期演奏会が近く、忙しく更新が難しくなっているのですが頑張ります！ (2019年3月24日 0時) (
レス) id: ca77629a28 (このIDを非表示/違反報告)
りん。(プロフ) - コメント失礼します！最新更新の、僕の字が面白いことになってますよ！笑 毎回通知入れて読ませて頂いてます！これからも更新まってます！！ (2019年3月22日 23時) (レス) id: c02d0fc12b (このIDを非表示/違反報告)
ハゲつるマン@19830617(プロフ) - もでらーと。@坂田家さん» ありがとうございます！ 毎日更新目指して頑張りますね笑 (2019年1月4日 21時) (レス) id: ca77629a28 (このIDを非表示/違反報告)
もでらーと。@坂田家 - いっき読みしてきました!更新楽しみにしてますね* (2019年1月4日 17時) (レス) id: 5d5b1bd419 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハゲつるマン@19830617
| 作者ホームページ：なし
作成日時：2018年12月30日 23時
