☆２９ ページ29
〜回想〜
和也Side
中学になった僕らには、当たり前だけど、僕らのことを何も知らない友達ができた。
だけど、
いつバレるかわからない。
また何か言われるんじゃないか。
まぁくんを傷つけるんじゃないか。
いろんな考えがまわりまわって、
いつのまにか僕は人と話せなくなっていた。
「雅紀くん！！」
「雅紀〜！」
中学に入っても変わることないその性格で、人が集まるのはまぁくんの方だった。
まぁくん、
楽しそうだな・・・
そのキラキラした笑顔を見て、いつも思うことは
和：よかった
だった。
まぁくんが楽しそうなら、僕はそれだけで十分だから。
「ねぇ、かずやくん。」
和：え？
そんな1人ぼっちの僕にも転機が訪れる。
「かずや、でしょ？」
和：かず、や？
「おれ、生田斗真！よろしく！！」
そう言って声を掛けて来たその人。
てかまず、
和：かずやじゃないよ、僕。
斗：え？！ちがうの？！
和：よく間違えられるから(苦笑
斗：うわぁ、ごめん！！
不思議な人だなって直感的に思った。
無口な僕に急に話しかけてきたから。
和：かずなり。
斗：かず、なり？
和：二宮和也。よろしく！
気づけば、自分から手を差し伸べていた。
・
・
・
「かず！宿題みして！」
「かず〜！一緒にかえろ〜」
いつのまにか、僕の隣にはまぁくんではなく斗真がいた。
おっちょこちょいのくせに、やるときはやる、そんな男。
「大丈夫か？」
素直になれない僕にいつも優しくしてくれた。
まぁくん以外の人にこんなに優しくされるのは初めてだった。
雅：和、楽しそうだね。笑
和：え？
久しぶりに2人で帰る帰り道。
雅：さっきから話してること全部に斗真が出てきてるよ？笑
和：え？！
そ、そんなことないし・・・
雅：もう、照れちゃってぇ〜
和：うっさい、あいばか！
雅：よかったね。
和：うん・・・
中学生の夏、僕にもう一人大切な友達ができた。
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かずりん♪(プロフ) - ∞みきのみや∞さん» わぁ！！新作、読んでくださったんですね(>｡<)！ めっちゃ嬉しいです！！ ありがとうございます、頑張ります！ これからも、よろしくお願いします(*^^*) (2014年8月17日 0時) (
レス) id: 3f607f98f7 (このIDを非表示/違反報告)
∞みきのみや∞ - かずりん♪さん、新作書き始めたんですね！すごく面白いです！これからも頑張ってください！ (2014年8月15日 9時) (レス) id: b4e1dc3380 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かずりん♪ | 作成日時：2014年7月23日 21時
