☆２６ ページ26
�回想�
雅紀Side
オレたちが住んでるのは、おばあちゃんが１人できりもりしてる小さい旅館。
の、二階。
これまた小さい部屋を２つ貸してもらってる。
雅：落ち着いた？
和の部屋で２人。
あったかいミルクを出せば、ゆっくりとそれを口に含んだ。
和：まぁくん・・・？
落ち着いたのか、和から話しかけてきてくれた。
雅：ん？どうした？
なるべく、優しく。優しく。
和：僕は、気持ち悪い？
雅：え？
和：僕は、、、
「人間じゃないの？」
人間じゃ、ない？
なにを言ってるんだろう‥‥
雅：和、なに言ってるの？
和：僕は、偽物？
気持ち悪い存在なの？
生きてちゃいけない？
雅：かず、おちついて。
和：人じゃない？
僕はいらない？
雅：かず！！
ギュッと、その小さくて儚い身体を抱きしめる。
雅：もう、やめて。
和の口から出る言葉に耳をふさぎたくなった。
和：あのねまぁくん・・・
耳元で聞こえる、くすぐったい声。
「・・・僕がクローンってこと、バレちゃったんだ。」
・・・え？
だれに？
どうして？
和：だからみんな、僕に近づかなくなったんだよ。
そう言って寂しそうに笑った和の顔を、
オレは一生忘れないだろう。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 122人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
かずりん♪(プロフ) - ∞みきのみや∞さん» わぁ！！新作、読んでくださったんですね(>｡<)！ めっちゃ嬉しいです！！ ありがとうございます、頑張ります！ これからも、よろしくお願いします(*^^*) (2014年8月17日 0時) (
レス) id: 3f607f98f7 (このIDを非表示/違反報告)
∞みきのみや∞ - かずりん♪さん、新作書き始めたんですね！すごく面白いです！これからも頑張ってください！ (2014年8月15日 9時) (レス) id: b4e1dc3380 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：かずりん♪ | 作成日時：2014年7月23日 21時
