【14】思案 〜紅 SIDE〜 ページ14
“さて…これから、どうする？”
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《奴ら》の出方を、待つのか…
待っているだけの、余裕があるのか…
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紅:「いずれにしても…悠長にしては、いられない…」
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私1人で、彼を守りきれるのか…？
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“ボスに…フォロー、頼んでみるか。”
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私は、自分の部屋へ戻った………
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紅:「ボス。」
ｴﾄﾞﾜｰﾄﾞ:「シス。どうしたんだ？ 何かあったのか？」
紅:「いえ…現時点では、まだ何も。」
ｴﾄﾞﾜｰﾄﾞ:「翔(櫻井翔)の家族の警護なら、問題ない。」
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“さすが、ボス…”
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やはり、私が口を出す事ではなかったか…
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ｴﾄﾞﾜｰﾄﾞ:「問題は…クライアントが所属しているグループ･(嵐)だ。」
紅:「はい…」
ｴﾄﾞﾜｰﾄﾞ:「クライアントが襲われた時、グループの他のメンバーが一緒にいたら…シス。いくら、おまえでも…１人で守るのは、ほぼ不可能だ。」
紅:「そう…ですね。」
ｴﾄﾞﾜｰﾄﾞ:「スタジオやコンサート会場の警備なら、必要人員を配置出来るが…彼ら(嵐の４人)に怪しまれずに、クライアントを警護するとなると、むやみに人員を増やす事は出来ない。」
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そう…
ボスの力なら、人員を確保することは容易(たやす)い。
事実…今日の収録スタジオ内にも、ボスの手配した人員が、さりげなく散らばっていた。
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“あの人(ボス)の力って、一体…？”
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ｴﾄﾞﾜｰﾄﾞ:「しばらく様子を見て、連絡をくれ。」
紅:「…分かりました。」
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ボスとの電話を切って、私はリビングへ戻った………
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作者名：愁(ｼｭｳ)
| 作成日時：2010年11月24日 21時
