Episode 48：謹賀新年 ページ49
優子「あけましておめでと〜！」
翔「おおっ、びっくりしたぁ」
紅白の打ち上げをようやく終え、深夜ごろに翔が自宅に帰ると
真っ暗だったはずの部屋に明かりがつき、先に帰っていた優子がクラッカーを鳴らして
出迎えてくれた。
翔「あれ？もう帰ってたの？」
優子「うん！翔くんより早く帰らなきゃって、マネージャーに飛ばしてもらった。ウフフ」
翔「そっか」
優子「翔くん、あけましておめでとう」
翔「うん、おめでとう」
優子「今年もよろしくお願いします」
翔「よろしく」
優子「フフフ」
翔「何？」
優子は体を揺らしながら、翔のほうをじいっと見つめている。
彼は彼女に伝えたいことが山ほどあっただが、それよりも先に
その行動が気になってしまった。
翔「だから、何？」
優子「ん〜とね、ウフフ。恥ずかしいな･･･」
翔「言って貰わないと、分かんないよ？」
優子「分かった、言うよ！え〜っと、お年玉ちょ〜だい！」
翔「はっ･･･？」
すでに25の女性が言う言葉ではなかったが、自然と翔の顔には笑みがこぼれた。
翔「ったく･･･。じゃあ、こっちおいで」
優子「えっ！くれんの！？」
翔「バッカ、ちげえよ！いいから、早く」
優子「え〜！くれないの〜？も〜う、しょうがないな〜」
言われたとおりに、彼のそばに行くと
その大きな体で、彼女のことを包み込んでくれた。
優子「えっ･･･？」
翔「･･･お疲れさま。･･･よく頑張ったな」
優子「翔くん･･･」
翔「お前、“まだ”無理してんだろ？
家にいる時ぐらい、“素顔”に戻ってもいいんだよ」
優子「･･･ありがと、翔くん」
その言葉をきっかけに、彼女の我慢は解き放たれ
翔の胸の中で、しばらく泣き続けた。
着ていたシャツが、ビショビショになってしまったが
そんなこと気にもせず、翔はただ
彼女の気が済むまで、胸を貸してあげた。
Episode FINAL：その先へ･･･→←Episode 47：卒業
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 42人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アイス(プロフ) - 私も続編をかいてほしいです。欲を言うならば2人の間に子供がほしいです。 (2014年3月28日 22時) (
レス) id: 364dcbeb1d (このIDを非表示/違反報告)
ゆほ - いきなりですみません… 前作から見てて凄く面白かったです(*´∀｀) また続編作ってください！！！ (2014年1月15日 8時) (レス) id: 50e5ea1789 (このIDを非表示/違反報告)
翔優子LOVE - 面白かったです！ありがとうございました(^_^)新作楽しみにしていますね！笑 (2014年1月4日 0時) (レス) id: e33cc3a354 (このIDを非表示/違反報告)
アイス(プロフ) - 卒業についてありがとうございます！とてもおもしろかったです (2014年1月3日 9時) (レス) id: 364dcbeb1d (このIDを非表示/違反報告)
こりす(プロフ) - とーっても面白かったです！また新作も楽しみにしてます！(笑) (2014年1月3日 2時) (レス) id: 730af40cc1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：神楽リュウ | 作成日時：2013年5月29日 21時
