【学ヘタ】 Get used to mine. (ページ9)

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#9 それぞれの記憶　アーサーside ページ9

ｱｰｻｰ「ところで、昔どこかで会わなかったか？」
「……すみません。私、ここ数年の記憶しかなくて…」

そう言ったが、こいつは絶対あのAだ。
俺と、俺の国にとっての命の恩人。

～江戸時代～

船員「大変です！海が荒れて…！」
ｱｰｻｰ「これはまずいな…お前ら、絶対船から落ちるなよ！」

とは言ったものの、稀にみる大しけで船は座礁、俺を含めた船員全員が海へ投げ出された。

「今日は漁に出られますかねー？」
領民「A様、もう少しの辛抱ですぞ。今日はまだ海が荒れていますから…
「ったく、この季節は嫌ね…台風で農作物は痛められるし、海は荒れて漁に出られないし……あ！
」

領民「どうされました？」
「船が座礁してる…！それにたくさんの人が！ごめんね、みんなを呼んできて！」

その後、多くの民が船員たちを助けてくれたらしい。
俺はというと…1人だけ別のところへ投げ出され、誰の目にも付かないところにいたらしい。

「もういないかしら…？あ！大丈夫ですか！？」
(意識がない…とりあえず近くの海小屋へ…)

ｱｰｻｰ「……っ、」
「気づいたの！？大丈夫ですか？…じゃなくて
?Estas bien?」

ｱｰｻｰ「You, or Spanish!?」
Aをスペイン人と勘違いし、つい声を上げてしまった。

「ごめんなさい！！私なにもしないから切らないでっ！！」

ｱｰｻｰ「え？ここはどこだ？お前誰だ？ああ、もう訳分かんねえ！！」

「あ、言葉通じた！ここは日本の三河という国です。私はこの国のAといいます。あなた方の船が座礁していたので今はみんなで看病にあたってます。」

ｱｰｻｰ「そうだったな…いや、本当にありがたい。お前…いやAたちがいなかったら俺たちは今頃死んでたからな。」

「困ったときはお互い様、ですよ。あの、これもしよかったらお食べください。」

ｱｰｻｰ「あ、ありがとう…な。」

その後、しばらくAのところで世話になって国からの迎えで帰ったんだよな…

ｱｰｻｰ「この度は本当に助かった。Aの国に問題が起こったらすぐに言えよな…恩返しすっから。」

「ありがとうございます(ニコッ)くれぐれもお気をつけて。」

それからすぐのことだったな…あれが起こりAが行方をくらませたのは…

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この話は「エルトゥールル号遭難事件」という事件の話を参考にさせていただきました。

はあ…gdgd…(´･ω･`)すみません…