#8 それぞれの記憶 菊side ページ8
Aさんの質問タイムが終わった後、ふと窓を見てみた。
青空の下、桜がとても綺麗に舞っている…
菊「………貴女と出会ったのも、貴女がいなくなったのもこんな天気でしたね……」
「本田くん、どうしました?」
菊「いえ、なんでもないですよ。」
私と貴女が出会った時のことは今でも鮮明に覚えていますよ。
菊「ここが三河ですか……とても綺麗な国だこと…」
約千本はありそうなくらいの桜が満開となり、澄みきった青空と花弁の桃色がとても美しかった。
「あれ、どちらさまですかー?」
そんな桜の中にいた1人の少女。それがAでした。
A上司「こらっ!上様御一行になんです、その口の聞き方は!」
「ごっごめんなさい…だから怒らないで…」
菊上司「気にしないでいい。そなた、まだ幼いのにこの大国の政治を補佐しているそうではないか」
菊「この小さいのがですか!?」
このころはお互いまだ幼かったので思い出すだけでも言動が……遺憾の意。
「小さいのゆーな!私にはAっていう名前があるんだ!!」
A上司「A!!何度言ったら分かるのですか、このお馬鹿さんが!申し訳ありません、後できつく叱っておきますので…」
「上様、私、大したことやってないですよー?三河のみんなと農作業やったり漁業やったり、親分の国と貿易したり、お隣の国と特産物交換したり…」
そんなことをサラッと言ってしまう貴女に私は興味を持ったんですよ?
菊「先程はご無礼お許し願いたく。もしよろしければ…その…友達になっていただけませんか?」
「うん、いいよー!」
それが私とAとの関係の始まりでした。
…………………………………………………………
真面目にgdgdすみません…
こういうのがしばらく続きます…
菊さんは昔Aさんのことを呼び捨てで呼んでいました。今はさん付けですが…?
ちなみに、初対面の時Aさん、菊さんは5〜6歳という設定です!
話の中に出てきた桜ですが、以前「千本桜公園」というところへ行ったときにとても綺麗で感動したのでつい。
あとは初音ミクの「千本桜」が好きなので♪
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作成日時:2012年8月24日 0時