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安室side

「あ、あの…、安室さん」

「は、はい」

「お釣り、間違えてます」

「えっ?あっ。申し訳ありません……!」



ダメだ。集中出来てない。

さっきからミスばかりして、頭を下げたり、梓さんに怒られたり。

常連のお客さんにまで心配される始末だ。



「大丈夫ですか?具合悪いんですか?」

「い、いえ。大丈夫です」

「そういえば、雫ちゃん今日来るって言ってませんでした?」

「あー、そうだったんですけどね……いたっ」



話しながら歩いていたら、椅子の足に躓いた。



「安室さん……、本当に大丈夫?」

「あはは…、すみません……。実はさっき、雫と喧嘩…というか、僕が雫を怒らせてしまって……」

「ええ?安室さんが?」

「はい……。蘭さんが少し話してみるって、言ってくださって、今は蘭さんの家にいるんですが……」

「だから雫ちゃんのことが気にかかって、ぼんやりしてるのね」

「すみません、本当に……」



なんてザマだ。

仕事は仕事、個人的な問題は一旦置いておかないといけないのに。

一人反省して落ち込んでいると、なぜか梓さんがくすくすと笑っていた。



「なんですか…?」

「いえっ、いつも完璧な安室さんでもそんなことあるんだって思って……。雫ちゃんのこと、本当に大切なんですね」

「……それは、もちろん」



……そういえば、こんなに大切だと思い始めたのは、いつからだろう。

ただの協力者に抱く感情ではないような気がするが、これが何なのかはわからない。


さっきは沖矢昴が絡んで、ついカッとなって、その前の女子高生のこともあって、揉めてしまった。




……仲直りって、どうするんだったかな。

もうしばらくしていないから、忘れてしまっていないだろうか。

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時雨(プロフ) - まことさん» ご意見ありがとうございます。読み始めてもらえて嬉しいです!参考にさせていただきます。 (2019年10月18日 7時) (レス) id: c6320779fa (このIDを非表示/違反報告)
まこと(プロフ) - 3でお願いします 新たに読み始めたので続きが気になります (2019年10月16日 17時) (レス) id: 9abb2adce4 (このIDを非表示/違反報告)
時雨(プロフ) - ☆三日月☆さん» ご意見ありがとうございます。何年でもなんて嬉しすぎます!参考にさせていただきます。 (2019年10月15日 19時) (レス) id: c6320779fa (このIDを非表示/違反報告)
☆三日月☆(プロフ) - 何年なっても待ち続けるので3でお願いします! (2019年10月14日 16時) (レス) id: 0e61e2fc0f (このIDを非表示/違反報告)
時雨(プロフ) - あーちゃんさん» ご意見ありがとうございます。面白いストーリーや、もったいないなど、すごく嬉しいです!参考にさせていただきます。 (2019年10月8日 12時) (レス) id: c6320779fa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:時雨 | 作成日時:2019年7月15日 13時

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