検索窓
今日:16 hit、昨日:11 hit、合計:78,660 hit

105 ページ6

蘭side

「もうっ、信じられない!あんなことしてるから、梓お姉さんが炎上で悩んだりするんだよ!!」



雫ちゃんが大変ご立腹です。

こんなに怒る雫ちゃんは初めて見たなあ。




とりあえず、雫ちゃんから怒ってる理由は聞いた。


手を握られたり、髪を撫でたり……。

うーん。



「でも、安室さんって、すぐにそんなことする人じゃないと思うけどなあ」

「すぐする人じゃないから怒ってるんだよ!」



ランドセルの上の方が、雫ちゃんに殴られてべこっとへこむ。



「どういうこと?」

「……だって、いつも手を出さない透くんが、頭撫でたりするってことは、よっぽどあの子が気に入ったってことでしょ?」



さっきまでの勢いはどこに行ったのか、雫ちゃんはしょぼんと眉を下げる。



「頭撫でてくれるのは、私だけじゃなかったんだって……」



……そっか。

この子、安室さんがその女子高生と仲良くしてたから怒ってるんじゃないんだね。



「雫ちゃんは、安室さんの特別がいいのに、安室さんが別の人に同じことをしてたから、嫌なんだ」

「……うん、多分」



多分。

きっと、雫ちゃんの心の中はもやもやしてて、はっきりしないんだろうな。


……でも、わかるかも、雫ちゃんの気持ち。


もし、新一が知らない女の子と2人だけで出かけてて、それをたまたま見ちゃったりしたら……。



って、やだ!

なんであんなホームズオタクのこと、考えなきゃいけないのよ!!



……あれ?

雫ちゃんの気持ちって、まさか……。

106→←104



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (127 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1072人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

時雨(プロフ) - まことさん» ご意見ありがとうございます。読み始めてもらえて嬉しいです!参考にさせていただきます。 (2019年10月18日 7時) (レス) id: c6320779fa (このIDを非表示/違反報告)
まこと(プロフ) - 3でお願いします 新たに読み始めたので続きが気になります (2019年10月16日 17時) (レス) id: 9abb2adce4 (このIDを非表示/違反報告)
時雨(プロフ) - ☆三日月☆さん» ご意見ありがとうございます。何年でもなんて嬉しすぎます!参考にさせていただきます。 (2019年10月15日 19時) (レス) id: c6320779fa (このIDを非表示/違反報告)
☆三日月☆(プロフ) - 何年なっても待ち続けるので3でお願いします! (2019年10月14日 16時) (レス) id: 0e61e2fc0f (このIDを非表示/違反報告)
時雨(プロフ) - あーちゃんさん» ご意見ありがとうございます。面白いストーリーや、もったいないなど、すごく嬉しいです!参考にさせていただきます。 (2019年10月8日 12時) (レス) id: c6320779fa (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:時雨 | 作成日時:2019年7月15日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。