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雫side

薬品会社の方から手に入れた情報は、組織の核をつくには十分すぎるほどのものだったそうだ。

……ついに組織をぶっ潰せる。


「雫」

「なに」

「顔が怖い。そんな顔してたら顔にシワができるぞ」

「う〜」


眉間をグリグリされて変な唸り声をあげる。


「いいか、雫。こんな時こそいつも通りに振る舞わなくちゃならない。ほら、笑顔だ笑顔」


そんな綺麗に安室スマイルされても…。


「だって、母さんや兄ちゃんを、殺した…アイツらとの最後の戦いかもしれないんだよ…、笑ってなんてられない」


組織さえなければ、私は普通の年に普通に学校に通えていたかもしれない。
組織さえなければ、私は暗殺なんて身につけなかったかもしれない。
組織さえなければ、家族を自分の手で殺すなんてことなかったかもしれない。
組織さえなければ…!



「零さん、私を戦いに加えて」



私がこの手で…!


「……ダメだ、と、本来なら言う」

「なんで!…本来なら…?」

「でも、お前は初めから作戦に加えるつもりでいたよ。ダメだと言っても聞かないだろう?」

「聞かない!」

「…だよな…。勝手に着いてこられて暴れられても困るからな。ただし、ちゃんと俺の言うことを聞くこと。無茶はしないこと。いいな」

「わかった!!」

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時雨(プロフ) - まことさん» ご意見ありがとうございます。読み始めてもらえて嬉しいです!参考にさせていただきます。 (2019年10月18日 7時) (レス) id: c6320779fa (このIDを非表示/違反報告)
まこと(プロフ) - 3でお願いします 新たに読み始めたので続きが気になります (2019年10月16日 17時) (レス) id: 9abb2adce4 (このIDを非表示/違反報告)
時雨(プロフ) - ☆三日月☆さん» ご意見ありがとうございます。何年でもなんて嬉しすぎます!参考にさせていただきます。 (2019年10月15日 19時) (レス) id: c6320779fa (このIDを非表示/違反報告)
☆三日月☆(プロフ) - 何年なっても待ち続けるので3でお願いします! (2019年10月14日 16時) (レス) id: 0e61e2fc0f (このIDを非表示/違反報告)
時雨(プロフ) - あーちゃんさん» ご意見ありがとうございます。面白いストーリーや、もったいないなど、すごく嬉しいです!参考にさせていただきます。 (2019年10月8日 12時) (レス) id: c6320779fa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:時雨 | 作成日時:2019年7月15日 13時

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