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Aside
ある日。いつものように、私はライと共にある作戦を実行していた。
私がメインで、ライはサポートだった。
けれど、その日は前日からひどい熱があった。
連日命令をこなして、疲労していた分、いつもの熱が悪化してしまっていたのだろう。
対象に近づく前に、私は待機場所で気を失ってしまった。
ーーーーー
『……う』
『起きたか』
気がつけばそこは志保の研究所の医務室で、ライがそばで見ていた。
『なぜ熱があることを黙っていた？下手をすれば死んでいたぞ』
『……いつものことだったから、大丈夫だと思ってたの』
『いつも…？』
ライと組む時は大体熱が出ていた。
そういう仕事が多かったから。
そう話すと、ライは呆れたように額に手を当て、舌打ちする。
『……今度からお前も俺の近くにいろ。俺がメインでやる』
有無を言わせない圧力で私を頷かせ、ライは医務室から出て行った。
入れ替わりで入ってきた志保にも、思いっきり叱られて、完全に熱が下がるまで外出禁止命令をくらった。
『熱があるなら私に言いなさいっていつも言ってるでしょ！？どうして無理なんかしたのよ！』
『だって……』
父さんが、もっと頑張れって言ったから。
『ったく、彼が急に来たと思ったら、あなたを担いでるんだもの！驚いたわよ！』
そうだ。
この時、ライは私を運んでくれたんだ。
今でもお礼をちゃんと言えてないなあ。
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時雨(プロフ) - まことさん» ご意見ありがとうございます。読み始めてもらえて嬉しいです！参考にさせていただきます。 (2019年10月18日 7時) (
レス) id: c6320779fa (このIDを非表示/違反報告)
まこと(プロフ) - 3でお願いします 新たに読み始めたので続きが気になります (2019年10月16日 17時) (レス) id: 9abb2adce4 (このIDを非表示/違反報告)
時雨(プロフ) - ☆三日月☆さん» ご意見ありがとうございます。何年でもなんて嬉しすぎます！参考にさせていただきます。 (2019年10月15日 19時) (レス) id: c6320779fa (このIDを非表示/違反報告)
☆三日月☆(プロフ) - 何年なっても待ち続けるので3でお願いします！ (2019年10月14日 16時) (レス) id: 0e61e2fc0f (このIDを非表示/違反報告)
時雨(プロフ) - あーちゃんさん» ご意見ありがとうございます。面白いストーリーや、もったいないなど、すごく嬉しいです！参考にさせていただきます。 (2019年10月8日 12時) (レス) id: c6320779fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：時雨 | 作成日時：2019年7月15日 13時
