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Aside
『まだ足りない。お前はまだやれるはずだ』
ひとり私を睨み続ける父さん。
『A、お前は天才だ！お前がもっともっと活躍すれば、父さんたちときっと一緒に暮らせるようになるんだ。もっとできるはずだ』
ニヤリと笑いながら、父さんはずっとそう言って私に聞かせた。
わからなかった。
こんなに頑張ってきたのに、まだまだ私は頑張らなきゃいけないの？
こんなに母さんや兄ちゃんが泣いてるのに、頑張らなきゃいけないの？
でも、……一緒に暮らせる？
みんなで暮らせるの？
嬉しかった。
その言葉に引っ張られて、私は頷いたんだ。
『うん…、もっと頑張るよ』
バイバイと手を振って、みんなを見送った。
また離れ離れになる。でもきっと、また…。
また会えるって思ってたっけ。
ーーーーー
『サングリア、今度から、彼と組みなさい』
『サングリアです、あなたは？』
『……ライだ』
長い髪を揺らして、緑の瞳の彼は私を見た。
ライとは、相性がよかったんだろう。
私が対象の近くで待機。
ライは遠くの狙撃地点で待機。
大体の作戦を考えておけば、何となくタイミングで動いても、対象を逃すことなんてなかった。
失敗なんて、したことはなかった。
……ああ、一度だけあったかな。
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時雨(プロフ) - まことさん» ご意見ありがとうございます。読み始めてもらえて嬉しいです！参考にさせていただきます。 (2019年10月18日 7時) (
レス) id: c6320779fa (このIDを非表示/違反報告)
まこと(プロフ) - 3でお願いします 新たに読み始めたので続きが気になります (2019年10月16日 17時) (レス) id: 9abb2adce4 (このIDを非表示/違反報告)
時雨(プロフ) - ☆三日月☆さん» ご意見ありがとうございます。何年でもなんて嬉しすぎます！参考にさせていただきます。 (2019年10月15日 19時) (レス) id: c6320779fa (このIDを非表示/違反報告)
☆三日月☆(プロフ) - 何年なっても待ち続けるので3でお願いします！ (2019年10月14日 16時) (レス) id: 0e61e2fc0f (このIDを非表示/違反報告)
時雨(プロフ) - あーちゃんさん» ご意見ありがとうございます。面白いストーリーや、もったいないなど、すごく嬉しいです！参考にさせていただきます。 (2019年10月8日 12時) (レス) id: c6320779fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：時雨 | 作成日時：2019年7月15日 13時
