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雫side
ある日のことだった。
いつものように家に帰った。
扉を開けると。
アンッ
……イヌがいた。
「……え？」
ーーー
「悪いな、突然連れて帰ってきてしまって……」
「ううん……。話を聞く限り、零さんのこと大好きみたいだもんね、この子……」
ずっと零さんのあとを追いかけて、気を引きたくて怪我までして。
今零さんの腕の中にいる白いイヌ。
大人しくていい子みたい。
「動物アレルギーとかないか？犬が苦手とか……」
「だ、大丈夫、だよ」
慌てて返事をすれば、零さんは本当か？と疑ってきた。
白いイヌは、丸いくりくりした目で私を見た。
うっ……。
「ほ、ほんとだよ！アレルギーないし……」
「なら、どうしてそんなに焦ってるんだ？……Aが苦手なら……」
「ううん！苦手じゃないの！」
そう。
苦手じゃない。
でも私は、イヌ…いや、動物に気をつけなければいけない。
「……触ってみるか？」
アンッ！
零さんはイヌを私に近づけた。
イヌは、ん？と言うように、首を傾けた。
「……い」
「え？」
「かっわいい！！！」
もう無理！！我慢できない！！
わあっ、もふもふだ！真っ白でふわふわですっごくかわいい！！目もくりくりして大きくて、眉みたいに見える毛も特徴的で素敵！しっぽはくるんってしてるんだ！小さめの子だからかな、声はちょっと高めだったよね。もう全部がかわいい！！だから、もっとかわいくするそのきょとん…？っていう仕草は反則だよ！！
「お、おい……、A…？」
わぅ？
…………はっ。
やってしまった……！
恥ずかしすぎる……！！
「わ、わすれてください……」
「……お前が犬好きってことはよく伝わったよ……」
実は、イヌだけじゃないんだよね。
ほかの動物、ネコとか、ハムスターとか、ウサギとか……ふわふわしてる動物はもちろん、爬虫類、両生類、鳥類とかの一部も、大好きでたまらない生き物がいて、その生き物が近くに寄るとスイッチが入っちゃう。
で、我に返るまではあの調子。
……組織の任務中に野良猫なんて見た時は、自分を抑えるのにどれだけ苦労したことか。
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時雨(プロフ) - ロゼさん» こちらこそリクエストありがとうございました！楽しかったです。 (2019年4月2日 13時) (
レス) id: c6320779fa (このIDを非表示/違反報告)
ロゼ(プロフ) - リウエスト書いて頂きありがとうございました。とても面白く出来上がっていて凄かったです。 (2019年4月2日 8時) (レス) id: 8878c6576c (このIDを非表示/違反報告)
時雨(プロフ) - 匿名さん» 感想ありがとうございます。続きも書いてみましたので、楽しんでいただければとても嬉しいです！！ (2019年3月29日 23時) (レス) id: c6320779fa (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - 途中ではありますが読んでてすごくいい話で続きが楽しみです！リクエスト書いて頂き本当にありがとうございます！ (2019年3月29日 0時) (レス) id: 24edc1aa4d (このIDを非表示/違反報告)
時雨(プロフ) - loveharuma0927さん» なるほど…。学校行事は思いつきませんでした！二人とも普段通りを装いながら内心はしゃいでそうですね…！面白そうなご提案ありがとうございます！もっとニヤニヤして頂けるように頑張ります！ (2019年3月26日 21時) (レス) id: c6320779fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：時雨 | 作成日時：2019年2月16日 8時
