安室さんの親戚になりました。2

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学校が終わって、私はなんとなくポアロに来てしまった。

今1人で家にいるのは、ネガティブ思考にはまってしまいそうだと思ったから。




「あら、雫ちゃんいらっしゃい」

「こんにちは、梓お姉さん」

「どうしたの？今日は安室さん、バイト入ってないけど」




そうだ。

店員さんだし、きっと梓さんも料理上手だよね。

少し教えて欲しいな。

透くんに、何か作ってあげたい。





「梓お姉さんに、お料理教えて欲しいんだ」


「え？私よりも安室さんの方が……。あっ、もしかして！」

「透くんに何か作りたいの」

「やっぱり！そうなのね」





にっこり笑う梓さんはとってもかわいい。

っていうか、梓さんも結構美人だよね。

そりゃあポアロ、人気になるよ。





「なら、まず何を作るか決めなきゃね」

「！ 教えてくれるの！？」

「もちろん！」

「やった！ありがとう！」





わあ、嬉しいなあ！

よしっ、なら何を作るか考えないとね。

……お礼する時って何がいいのかな。




「いらっしゃいませー」



お客さんが来たみたいだ。

梓さんがお仕事をしている間に考えよう。




「すみません。このサンドイッチ1つ」



サンドイッチ……はちょっと違うのかな。

それに、挑戦するならもっと難しいのがいい。





「店員さーん、カルボナーラください」



パスタ？…は思いっきりご飯って感じだよね。





「梓ちゃん、ケーキとコーヒーね」



…ケーキ、ケーキか……。



それだっ！



「雫ちゃん？」

「梓お姉さん、ケーキの作り方教えて！」



ーーーーー

次からvs.ベルモットになると思います

更新間が空いてすみません！

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