安室さんの親戚になりました。2

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降谷さんの作ってくれたとっても美味しいサラダを食べながら、もう一度好きな食べ物の話を掘り返した。



「ひとつに絞るなら、……セロリ？」

「えっ、なんで…」

「なんでって、好きなものは好きなんだよ。栄養も豊富だし」




セロリかあ……。

私、大体の野菜は好きなんだけど、セロリはあんまり食べないんだよね。

なんというか、匂いが。


ちょっと予想外だったなあ。

お礼をするのにセロリって、…どうなの？





聞かなかったことにしようかな。

あ、振り出しに戻った。


うーん、どうしよう。



ーーー
降谷side


今日の雫は少し変だ。

俺の好きな食べ物を聞き出したかと思ったら、今度はピッタリ話さなくなって何か考え込んでしまった。


多分深刻なものじゃないと思うけど、少し心配だ。



そのあとはいつもみたいにほとんど話さずに食事を終え、各々の部屋に戻った。







部屋に戻ってしまうと、気が抜けたのか大きなため息を吐いた。


電話が来たあと、話している間に雫が帰ってきたのには、正直ヒヤリとした。




それも、内容が内容だったから。





ーーーーー


スマホの画面には非通知とある。

少し心を落ち着かせてから、通話ボタンを押した。



『はい。……っ、あなたは…』



自分の顔が険しくなるのがわかった。

驚いている自分を隠すように、誰もいない部屋でニヤリと笑ってみせる。







『ハァーイ、バーボン？ご機嫌いかがかしら？』




『お久しぶりですね、ベルモット……』


ーーーーー

やっとテスト終わりましたー！

思い出しつつこれからも書いていきますので、これからもどうぞよろしくお願いします！

待っていてくださった方、本当にありがとうございます！

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