警視庁秘密捜査係☆JUMP

事件ファイル♯９ ページ13

慧side


俺はあの事を言う。



みんなに言って嫌われてもいい



言うしかないから。



嫌われても構わないから



そろそろ言わないと…



慧「皆〜。話したいことあるんだけど」




雄也「伊野尾くん。言うって決めた
んだね。」



光「落ち着いて言えよ？」



慧「分かってるし……」



大貴「？？」



慧「あ、あのね？え、えっと
俺が警察になる前、俺は……その……」



圭人「？？」




慧「暗殺者だったんだ。」




裕翔「え……」




慧「そ、それだけ……。薮と光と雄也は
この事知ってる…。嫌われても構わない
からどうしても言いたかったから。」



全-慧「……」



怖い。



この沈黙が怖い。



『暗殺者が警察になるなんて……』



『いつか、殺されるのかな？』



『もしかして警察に入ったの俺らを
殺すためとか？』



なんて思ってたり言われたりするのか



怖い。


俺は……暗殺者を暗殺者と縁を切ったんだ



真面目に生きるために……



けど、薮と光と雄也にも隠してることが



あるんだ。



それは、皆にも言えない。



言ったら引き留められるからね。



沈黙を破ったのは……圭人だった。



『仲良くできない』


そう言われそう



圭人「それがどうしたの？」



慧「え……？」



想像もしてなかった言葉に俺は驚く



圭人「暗殺者だったからどうしたの？
暗殺者と言っても『元』暗殺者でしょ？
暗殺者と縁を切ったんでしょ？それとも
今も暗殺者と絡んでるの？」



慧「ちがu……」



圭人「だったら誰も責めないよ。
逆にそれで責める人がいたらこの
９年間…今年で１０年間どうしたの？
って感じじゃん。」



慧「……。」



圭人があんなこと言うとは…。



けど……



慧「ありがと……((ﾎﾞｿｯ」



圭人「(゜ロ゜;。い、今なんて！？」



宏太「もう一回言って〜」



薮がニヤニヤしながら言ってくる



気持ち悪っ←



慧「圭人に向けてだし〜。薮にってこ
とは無いからね！」



宏太「o(｀^´*)」



ふてくされてやんのwww←



でも、ありがとね。



なんて言葉恥ずかしいから言わないけど

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