▼ 初恋 ページ8
*
その頃の大喜は水道でたまたま会った千夏に話しかけていた
「あの、千夏先輩。」
「……知らない人のふり、するんじゃなかったの?」
大喜は急いで知らないふりをした理由を千夏に伝え謝った。
「え、理由ってそれ?」
驚いたように千夏は大喜を見た。
その様子に大喜は頭に?を浮かべる
「なんだ、私てっきり針生くんと試合してた、確か…、Aちゃんのこと好きだからだと思った。
もしくは、あの新体操部の子か。」
「はい!?」
ギョッとした大喜を見つつ、千夏は話を続ける
「だって新体操部の子の前で他人のフリしだしたし、「彼氏いるの?」って聞かれたのも探り入れられてるのかなとか。」
「違いますよ!…あれ、じゃあAは…?」
「だって大喜くん、彼女にいち早くアレルギーとかの心配したり、上着貸してたりとかしてたし、他にもどう考えても距離近いなぁ…って。」
「なっ…!?
それは幼なじみとして当然のことをしたまでで…!」
へえ、?とニヤっと笑った千夏
「幼なじみって事は初恋だったり…?」
「っ!?……い、いや違いますよっ!」
大喜くん分かりやすいね〜、とからかいながら千夏は蛇口をひねった
「好きな人に同居のこと隠したいのは分かるから、怪しまれないように大喜くんと距離置こうと思って」
大喜は自分とA、雛に気を使っていた千夏にさらに好意を抱いてしまう。
「先輩バカでしょ」
つい笑って言う大喜に、千夏はむっとしながらもつられて笑った。
その様子を雛が見ていたことは誰も知らない。
26人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
推しが尊い国民☆(プロフ) - アオのハコだぁぁぁ!という気持ちでいっぱいなのと、すっごい甘酸っぱい!!!!青春だー!!!という気持ちでいっぱいです!ハマりました!!!!応援させてください! (1月6日 12時) (レス) @page49 id: af4a079e32 (このIDを非表示/違反報告)
ねいる - たむきちさん» コメントありがとうございます!そう言っていただけて嬉しい限りです!頑張ります! (2022年8月23日 11時) (レス) id: 02a126947b (このIDを非表示/違反報告)
たむきち - 初めまして!アオのハコの夢小説が少ないなーと思って見てみたらねいる様の夢小説を見てどっぷりハマってしまいました!これからも頑張ってください💪 (2022年8月15日 10時) (レス) id: f8dacf2831 (このIDを非表示/違反報告)
ねいる - ほんずきさん» コメントありがとうございます!私も読み切りの時から好きで連載が始まったってことで夢小説を作らせていただきました笑 応援ありがとうございます、頑張ります!! (2022年7月24日 12時) (レス) @page9 id: 731a6b3855 (このIDを非表示/違反報告)
ねいる - 水飴さん» コメントありがとうございます!私も水飴さんの作品読ませていただきました!弓道部って違う部活なのに大喜千夏と上手く絡ませてるのすごいですね!私楽しようと無理やり女バド作ったのに……笑 こちらこそ更新楽しみにしてますね! (2022年7月24日 12時) (レス) id: 731a6b3855 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ねいる | 作成日時:2021年9月1日 17時