【安室透】運命のキミ。

そんなこと… ページ24

次の日の帰り道、いつものように3人と一緒に歩いていると。

「昨日見たわよ！安室さんとデートしてるの！」
「え…！」

近場だったから見られていてもおかしくない。
でも何だか恥ずかしくなった。


「え！Aちゃん付き合ってるの？」
「……はい」

「………」

それから質問攻めにあったものの、分かれ道になったので、あまり答えなくて済んだ。



蘭さんと園子さんと別れると、それまで黙っていたお姉ちゃんが口を開いた。

「本当に安室さんと付き合ってるのか？」
「う、うん」

気迫におされとりあえず頷く。


「ボクは反対だな。そいつボクや秀兄のこと嗅ぎまわってるみたいだし…黙されてるんじゃないのか？」

「…！そんなこと！」


「無いって言い切れるのか？探偵なんだろ？それもなんか嘘くさいし…」


そこまで言われ、カッとなり


「お姉ちゃんなんかにはわかんないよ！」



私は走り去った。

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