【安室透】運命のキミ。

意地悪 ページ21

「え…あの、彼氏と来てて…」

困ってしまい、素直に答えると。


「そういうのいいからさ」
「俺達と遊ぼうぜ」

信じてくれない。それに腕を掴まれてしまい、逃げれなくなってしまった。


「あの…本当なんです！安室さんはかっこよくて優しくて、たまに意地悪だけどそれも好きで…とにかく大好きなんです！」

「…はぁ？」


自分でも何を言っているのかわからなくなってしまったその時。



「僕の彼女に何をしてるんですか？」
「安室さん…！」

安室さんが現れ腕を離してくれた。

「ﾁｯ…行こうぜ」
その男の人達は帰っていった。



(はぁ…良かった……じゃなくて！)

お礼を言ってないことに気がついて、慌てて言う。


「あの…ありがとうございます」

「Aさんはもっと危機感を持ってください」


怒られてしまった。

当然だよね。変な人に絡まれて安室さんに迷惑かけちゃったし。


そんな思考が顔にでてたらしく、

「そういうことではないんですが…」

と何故か苦笑された。


不思議に思っていると安室さんがニヤっとした。


「まあ、許します。Aさんが僕のことを大好きだと聞けたので」

「…！さっきの聞いて……!?」


前言撤回。意地悪なところは好きじゃない！

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