【安室透】運命のキミ。

デート ページ12

「あ…いや、その…」

まさかの展開に固まってしまう。私が慌てていると。


「いいですよ。その映画気になってたんですよね」

安室さんが笑顔で言った。


「よ、よろしくお願いします」

「はい」


後ろで園子さんがニヤニヤしているのが気になったけど本当に感謝。

映画は恋愛もの。緊張するけど純粋に楽しみだ。


今週の日曜日、安室さんと映画デートをすることになった。




ー･･･
次の日。


(やっぱり無理だよ...)


今は映画館に向かっている途中。
楽しみでオシャレまでしてきたのに今さら緊張してきた。


コミュ障だし人見知りだけど大丈夫かな？


不安が広がっていく。



映画館に着くと、すでに安室さんは来ていた。


「あ、Aさん。今日はいつもより可愛いですね」

「え…あの///ありがとうございます」



ドキドキしっぱなしの１日になりそうだ。

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