第一話 ページ2
小さい頃は大きくなったら運命の人と出会って結婚する…なんて事を考えてた。
馬鹿らしい、と思われるかもしれないけど本当にそう思っていたのだ__。
『ジリリリリリ!』
けたたましく鳴り響く目覚まし時計のアラームの音で目が覚める。
時刻を見ると、時間は午前五時。
「なーんでこんな早くに目覚ましかけたんだぁ?」
そう呟きながら、私、秋風光はベッドから飛び降りた。
床に足を付けると予想以上に冷たくて、『ひゃっ』と言う声を出してしまった。
今度からスリッパ用意しようかな。
そんな事を思いながら、ふとカレンダーを見る。
現在は十一月。
季節はもう秋から冬に移り変わる頃。
「はー、寒いわぁー…」
私は凍える足で、リビングへと向かった。
リビングに近付くにつれ、『トントントン』と言うリズムのいい音が聞こえてくる。
それにいい匂いもして来た。
小走りでリビングに入ると、そこにはお母さんがいた。
「あ、お母さん?
こんな朝っぱらから何やってんの?」
私がそう声をかけると、母はゆっくりと振り向いて
「あら〜、光ちゃんお早う。
今日は部活の朝練なんでしょう?
お弁当早く作らなくちゃ行けないし〜。」
そう言い、フライパンの方へと向き直った。
そう言えば今日は朝練だったなぁ。
…私は陸上部に所属している。
走る事自体は余り好きでは無いのだが、私の好きな人が元気の良い女の子が好き。と言うので陸上部に入ってみた。
記録もぐんぐん伸びるし、今は好きな人関係なく入って良かったと思えてる。
さて、朝練も有るし準備しよっと。
心の中で気合を入れ、私は自室へと戻った。
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青葉(プロフ) - コノハ【心葉】さん» コメント有難う御座います!好きと言って頂けて嬉しいです!語り場、時間が出来たら行ってみますね! (2018年11月15日 19時) (レス) id: 72caa99a41 (このIDを非表示/違反報告)
コノハ【心葉】 - すごく切なくなります!!好きです。自分と似てて。良ければ、語り場来ませんか?コノハ【心葉】と調べれば出てくると思うので。 (2018年11月15日 18時) (レス) id: bac5683ead (このIDを非表示/違反報告)
青葉(プロフ) - プリンさん» コメント有難うございますっ!ま、前髪の方大丈夫でしょうか!?更新頑張りますっ! (2018年11月14日 18時) (レス) id: 72caa99a41 (このIDを非表示/違反報告)
青葉(プロフ) - 松南美来さん» コメント有難う御座いますっ!そう言って頂けて凄く嬉しいです! (2018年11月14日 18時) (レス) id: 72caa99a41 (このIDを非表示/違反報告)
プリン - 今、前髪切りながら読んでます!すごい!!!すごいしかいえない!!!あ、前髪全部きっちゃった...(●ω●) (2018年11月13日 23時) (レス) id: e22ff64cd9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:青葉 | 作成日時:2018年11月11日 15時