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なんでいるのよ…
ちょっとイラつきつつ自分の席に行こうとする。
「鞄ないよ。」
は?
声のする方に目をやると、
こっちを見て勝ち誇った顔をする中島くん。
ムカつく。
「し、知ってます。」
鞄がないなんて今までなかったから
初めての事に驚いてる自分がいる。
え、鞄どこ?
必死に探してると、
「チッ、めんどくせぇなー。」
急に立ち上がって、教室の生ごみ専用のバケツの中から
ぐっちょり汚れてる鞄を取り出して、こっちに投げてきた。
「ほらよ。」
”手よごれたしっ”とか言いながらまった自分の席に座る中島くん。
鞄が見つかってよかった。
って思うのが先だと思うけど、私は違う。
なんでコイツが場所を知ってるの?
なんで私に鞄の場所を教えるの?
疑問が先。
「ありがとう。
……でも言うと思った?」
「はぁ?」
「私、あなたに感謝してないから。独りで大丈夫だし。
それに、あなたのせいで私はもっと酷いことされてるの。
なにも知らないなら私に関わらないで。 」
私、よくやった。
ただの自己満で言い吐いて、教室を出る。
もうアイツとかかわりたくない。
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「可愛くねーの。」
アイツが囁いてたことを、私は知らない。
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永平結弦♪(プロフ) - 頑張って下さい! (2014年12月21日 15時) (レス) id: d983e9dff2 (このIDを非表示/違反報告)
世恋奈 - 健人くんやさしい(^-^) (2014年12月3日 18時) (レス) id: ca334316f6 (このIDを非表示/違反報告)
夕仁 - おもしろかったです。更新頑張ってください。 (2014年12月3日 18時) (レス) id: ca334316f6 (このIDを非表示/違反報告)
はな - いつも楽しみにしてます。 (2014年12月3日 18時) (レス) id: ca334316f6 (このIDを非表示/違反報告)
夏恋 - 続きがきになります (2014年11月26日 15時) (レス) id: ca334316f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:愛莉 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ANx7777x/
作成日時:2014年4月3日 12時