泣けよ。[K.Nakajima]

twenty-Second ページ22

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☆ASide☆








「どした？」





質問される私。





急にどした？w




質問したいのはこっちだよw








「転んだ。」






熱っていってもどーせ信じてくれないから。





「見れば分かる。」





「じゃぁもう、どっか行って。」





いちいちうざい。そういうの。




なんでみんな関わってくるの？





私は独りなんだよ。今までも、これからも。








「そこ、邪魔。早く立てば？」





真上に中島くんがいて、見下ろされてる。





「………立てない。」





邪魔なのは分かった。でも、立てない。




くらくらする。






「なんで？」





「なんでも。」





「どして？」




「どしても。」






言わない。絶対言わない。




人に弱いところを見せない主義なので。







すると、中島くんはしゃがみこむ。




だいたい私と同じ目線になって







「言わなきゃ分かんねぇよ。」






がっつり目を合わせて言った。






え、この状況って言うべき？！






なぁんか言う雰囲気になってるけどー…








「……出た。」






「あぁ？」







「ね、熱が出た。」







あぁ、恥ずかしい。





今すぐ消えちゃいたいくらい。







言ったよ？






さて、どーする？






”ふーん”って言って通り過ぎてくでしょ？





だから言いたくなかったの。




傷つくのは嫌だもん。







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