おいでませ遡行軍 ページ3
ピカッ
ドンガラガッシャン！！！
『な、何！？』
グリム｢ふなぁ"っ！！！｣
午後の魔法史にうつらうつらしていると
急に雷が落ちる音が鼓膜をつんざく。
しかもその雷は1回ではなく複数回に渡って学園に落ちて来る。トレイン先生は訝しげな顔付きで窓の外を見やるとその先には赤い雷。
私はその雷に見覚えがあった、しかしこの世界とは到底無縁の者たちによって生み出されるべき物で
私の頭を混乱させる。
私の予想が正しければ
その雷が落ちた先には…………異形の化け物たちが。
デュース｢おい見ろ監督生……あれなんだ……？｣
『………………時間……遡行軍』
トレイン｢監督生、どうした顔色が悪いぞ｣
『はい……すみません、少し動揺して』
私のみならず異形の化け物たちを見た生徒たちは皆一律に顔を青くしている、恐らくその中でも私が一層顔を青白くさせていたから声をかけて来たのだろう。
しかしトレイン先生自体も目の前の状況を理解できないとばかりに眉間に皺を寄せている。
もう一度遡行軍を見ると、大太刀と思われる者と目が合う
そう、目が合ってしまった。
大太刀｢ｻﾆ……ｻﾆﾜ、ｻ"ﾆ"ﾜ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"｣
大太刀は私を真っ直ぐ見て審神者と叫ぶ
その雄叫びは教室の窓さえも揺るがし更に生徒たちの不安を煽っていく
『よりによって大太刀……』
私が校舎内に居ると分かった彼らは軍を散り散りにして校舎内へと入る道を探し始める。
見つかるのも恐らく時間の問題だ。
トレイン｢授業は一旦中止、訳の分からない侵入者が捕まるまで各自鏡の間で待機するように｣
職員用の通信機を片手にトレイン先生が私たちを鏡の間へと誘導する
その間も外からは普段聞こえて来ないような音が聞こえてくる
鉄同士がぶつかる音、
生徒たちの叫び声、
魔法が弾ける音、
遡行軍の雄叫び、
あまりにもこちらが平穏すぎて、平和ボケをしていたのをヒシヒシと感じる。
デュース｢監督生大丈夫か？｣
『うん、うん……大丈夫少し驚いただけだよ』
考えてみれば朝桜が学園中に咲き乱れていた時点で気が付くべきだった
桜が繋ぐ私とあの子たちとの縁は回り回って時間遡行軍とも繋がってしまうと言うことに。
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汐乃(プロフ) - わざと完結させてから続きを更新するタイプであってくれ… (2021年12月26日 15時) (
レス) @page23 id: 8455a6b086 (このIDを非表示/違反報告)
ab - 「終わりが近づく」っていう文で終わって、更新停止されてるから『終わり』って下に表記されてるの草 (2021年11月8日 23時) (レス) @page23 id: 87d8813e38 (このIDを非表示/違反報告)
あやたそ(プロフ) - え、めっちゃ気になるとこで終わったのですが、これで終わりですか？ (2021年4月18日 23時) (レス) id: 656c582390 (このIDを非表示/違反報告)
通りすがりの誰か - こっここでおわりですか(・д・) (2021年1月6日 0時) (レス) id: 6d1560da95 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず - 更新んンンンンンンンンン楽しみです┏(*‘ω‘ *)┛┗(*‘ω‘ *)┓ (2020年9月23日 20時) (レス) id: 671476985f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杏雨 | 作成日時：2020年7月23日 23時
