時には命をかけねばならむー参 ページ17
長義｢主、政府からの伝言を預かっている｣
腕の出血を抑えていると第2部隊の皆を掻き分けて長義が私に近付いてくる
伝言という単語の次に私の興味を引いたのは彼の肩にちょこんと収まるもふもふとした黄色に生き物。
『こんのすけ！』
その生き物の名前を呼べばそれに呼応するように狐が長義の肩から私の肩に飛び移ってくる。
こんのすけ｢審神者様！！ご無事で何よりです！！！｣
血のせいで抱き留めてやれないのを理解しているこんのすけは代わりにスリスリと頬ずりをして私の身の安全を喜んでくれた。
長義｢んんっ、さて政府からの伝言だ
【備前国所属・審神者名 A
異世界へ渡り歴史の改竄を目論む
時間遡行軍の殲滅を命ずる】
だそうだ。｣
今までは私の独壇場で現場を動かしていたが、どうやら向こうの方で時間遡行軍の動きを察知したらしく正式に政府から私へ任務しての命が下った
こんのすけを一旦肩から下ろし
片膝を地面につき恭しくこうべを垂れる。
『審神者の名にかけて時間遡行軍を殲滅致します』
長義｢時の政府に代わり任務承諾を受諾した｣
元は政府刀である山姥切長義
はじめは室内戦向きではないと思っていたが今回のような不測の事態の場合彼のような政府刀が居て良かったと思う所がある。
学園長｢…………A君｣
『はい……』
学園長｢今現在事態が切迫しているのは分かっています、しかしその傷は教師として無視出来ませんこちらへ｣
いつものおちゃらけた締まりのないダメな大人の代表格のような人が珍しく真面目な様子に思わず息をのみそのまま学園長の方へと歩み寄る。
遠巻きに様子を見ている先輩たちも学園長の変わりように目を若干シロクロさせていた。
『……えっと……その……ありがとうございます』
治癒魔法の一種だろうかみるみるうちに傷が塞がり痛みが消えたことに不思議と思いながらお礼を述べる。
『学園長って…………学園長だったんですね……』
学園長｢あなた今まで私をなんだと思ってたんですか！？｣
『ダメな大人』
エース｢右に同じく｣
デュース｢右に同じく｣
グリム｢俺様も同意見だゾ｣
リドル｢否定はしないよ｣
レオナ｢ﾊｯ、そんなの今更だろ｣
アズール｢いつまでも無邪気で明るい人ですよね｣
カリム｢学園長は学園長だろ！｣
ヴィル｢ノーコメント｣
イデア｢職務怠慢……｣
学園長｢ガーン｣
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汐乃(プロフ) - わざと完結させてから続きを更新するタイプであってくれ… (2021年12月26日 15時) (
レス) @page23 id: 8455a6b086 (このIDを非表示/違反報告)
ab - 「終わりが近づく」っていう文で終わって、更新停止されてるから『終わり』って下に表記されてるの草 (2021年11月8日 23時) (レス) @page23 id: 87d8813e38 (このIDを非表示/違反報告)
あやたそ(プロフ) - え、めっちゃ気になるとこで終わったのですが、これで終わりですか？ (2021年4月18日 23時) (レス) id: 656c582390 (このIDを非表示/違反報告)
通りすがりの誰か - こっここでおわりですか(・д・) (2021年1月6日 0時) (レス) id: 6d1560da95 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず - 更新んンンンンンンンンン楽しみです┏(*‘ω‘ *)┛┗(*‘ω‘ *)┓ (2020年9月23日 20時) (レス) id: 671476985f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杏雨 | 作成日時：2020年7月23日 23時
