桜が咲いた ページ2
その日は少しおかしかった。
エース｢お、見てみろよお前らなんか変な花が学園中に咲いてるぜ｣
デュース｢教科書にも載っていない花だな……綺麗なピンク色だ母さんに見せたら喜ぶだろうか｣
グリム｢おい子分！これなんて花か分かるか？｣
この世界に迷い込んではや数ヶ月
いつもの通りこいつらと仲良く登校しているとこの世界にある筈がない花が大量に咲き乱れている。
私はこの花をよく知っている
自分の家にもこの花が咲く大きな大木があった
そして何よりもうちの子たちは喜びを感じるとよくこの花弁を舞わせていたのを覚えている
かぐわしく懐かしい香りに頬を緩めながらグリムの問いかけに答える。
『これはね…………"桜"って言うんだよ』
グリム｢サクラ……？なんだそれ俺様そんなの聞いた事ないんだゾ！｣
『そうだね、だってこれ私の世界で咲いてた花だもん』
エース｢ええ！？嘘だろなんでこっちにあるんだよ｣
デュース｢というかどうして急にこれが咲いてるんだ……？昨日までなかっただろ｣
学園長｢そのとぉぉぉぉり！！｣
グリム｢ふなぁ"！？｣
突然の乱入者に驚いたグリムは咄嗟に私の肩に飛び乗り声の主をキョロキョロと探す。
声の主はこの学園の長であり相変わらず派手なペストマスクに顔を隠している
『急に来るのはやめてください』
学園長｢そんな事言ってる場合じゃないんですよ！見てくださいこの謎の花！！！！！｣
『あぁ、桜ですか？』
学園長｢そう！サクラ！！って……あれなんでA君がこの花の名前を知ってるんですか｣
『元の世界に咲いてたからです』
学園長｢成程……ではこの花がなくなる方法とかは｣
『知りません』
エース｢わぁ……監督生ぶった切った……｣
デュース｢無慈悲だな……｣
『大体この花って別の木に寄生して咲くなんて性質持ってないんですよ…………だから私にはなんとも、枯れるのを待つしかないですね』
学園長｢それは困りましたね………ではこちらで個別に調べてみましょう、引き止めてすみませんでしたね｣
『いえ、それは良いんですが学園長』
学園長｢はいなんでしょう｣
『元の世界に帰る方法調べてます？』
学園長｢ギクッ……！！｣
エース｢あーこれ調べてないな｣
デュース｢黒だな｣
グリム｢ダメなんだゾ｣
学園長｢しっ調べてますとも！ほら授業が始まるますよ行った行った｣
どうやらまだ帰れそうにない。
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汐乃(プロフ) - わざと完結させてから続きを更新するタイプであってくれ… (2021年12月26日 15時) (
レス) @page23 id: 8455a6b086 (このIDを非表示/違反報告)
ab - 「終わりが近づく」っていう文で終わって、更新停止されてるから『終わり』って下に表記されてるの草 (2021年11月8日 23時) (レス) @page23 id: 87d8813e38 (このIDを非表示/違反報告)
あやたそ(プロフ) - え、めっちゃ気になるとこで終わったのですが、これで終わりですか？ (2021年4月18日 23時) (レス) id: 656c582390 (このIDを非表示/違反報告)
通りすがりの誰か - こっここでおわりですか(・д・) (2021年1月6日 0時) (レス) id: 6d1560da95 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず - 更新んンンンンンンンンン楽しみです┏(*‘ω‘ *)┛┗(*‘ω‘ *)┓ (2020年9月23日 20時) (レス) id: 671476985f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杏雨 | 作成日時：2020年7月23日 23時
