My unique magic―3 ページ8
【ポムフィオーレ寮】
『つ、疲れたぁ……』
談話室のソファにドテッと突っ伏しているのに忙しい私は周りからの視線を総スルー真っ最中。
魔力を消耗するなんて生まれて初めての事、普通の人より何倍も疲労が身体に溜まっていく。
なので私は周りの事など気にしない。
と数秒前まで思っていました。
ヴィル｢ちょっとそこの新ジャガ！！！｣
突然怒鳴られわけも分からず起きて背筋ピーン。
『……なんだ、シェーンハイト君かぁ』
声の大元が分かると一気に力が抜けまたふにゃふにゃとソファに倒れる。
しかしここでもまたお叱りの声が1つ。
ヴィル｢何みっともない姿晒してんのよ！ありえない！背筋を伸ばすなんて基礎中の基礎でしょ！｣
どうやら私がこんなふうにだらし無くしているのが生理的にダメならしく横に座ると強制的に姿勢を直される。
シェーンハイト君って美意識高い
『シェーンハイト君スタイルも良いしモデルさんみたいで憧れる』
愚痴愚痴お説教されながらも
無駄話を挟んでお説教のペースを乱していくとある言葉でシェーンハイト君の口も動きもピタリと止まる。
ヴィル｢あら、アタシモデルみたいじゃなくて本当にモデルよ｣
『え！？嘘！いやなんの違和感もないけど』
ヴィル｢ほらお行儀悪い｣
シェーンハイト君の返事に身を乗り出して詰め寄る、モデルと言われてシェーンハイト君を見てみれば確かに肌から爪まで良くお手入れされている。
シェーンハイト君がただ天性の美しさだけで成り立っていないということを知って少し好感度が上がったのは内緒だ。
『僕のユニーク魔法が完成したら1番最初にシェーンハイト君にかけて良い？』
ヴィル｢ユニーク魔法の内容にもよるわね｣
『僕のユニーク魔法はその人の内面をさらけ出し真実を見せる…………っていうのになる予定だよ』
ヴィル｢途中まで堂々としてたんなら最後までシャンとしなさい……まぁでも良いわこのアタシの美しさは外面だけじゃないって事分からせてあげる｣
ドヤ顔で指を顔の横にそえるポーズに私ははにかむ。
ルーク｢やぁ鏡の君、そのユニーク魔法是非私にもかけてほしいな｣
『ルーク！うん良いよシェーンハイト君の次になっちゃうけど』
ルーク｢あぁ、全然構わないさ！狩人は我慢強いのだよ｣
突然顔を出したルークと話をしていると
また昼休みの時のようにシェーンハイト君の表情が曇り始めた。
Complete unique magic―1→←My unique magic―2
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 221人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
麗(プロフ) - 続きを楽しみにしてます！！ (2021年1月10日 9時) (
レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
ハクグン(プロフ) - 無理せず更新頑張ってください！ (2020年9月14日 4時) (レス) id: d2ad143a92 (このIDを非表示/違反報告)
鶯 - 面白かったです！最近ツイステの闇堕ちにハマってこれ見つけました！更新頑張ってください！Σd(･ε･´d)★ＦＩＧＨＴ (2020年8月25日 11時) (レス) id: 77a6e9198d (このIDを非表示/違反報告)
アイクルト - 面白かったです！話の持ち込み方が好き、、、更新頑張ってください！！！ (2020年8月2日 23時) (レス) id: ef72670758 (このIDを非表示/違反報告)
霊夢(プロフ) - はぁ、、好き、、 (2020年7月29日 3時) (レス) id: df4421999a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：杏雨 | 作成日時：2020年6月12日 22時
