storia6-1 桜が散る夜、薫る花 ページ28
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変な夢を見ていた。
私は一面紫の花畑の中に一人で立って居て。
目線が低い。昔か。
周りを見渡していた私の目はこちらに向かって歩いてくる人影を捉えた。
私はその人に向かって駆け出す。
自分の体なのに、コントロールが効かない。
誰かが私の体に入っているのを遠巻きにぼんやりみているような。
そう、例えるなら……あれ。
こんな体験をどっかでしたような……。
「A。気に入った?」
「うん!ありがとう!」
そんなことを考えているうちに、私の体は目の前に現れた人の体に突っ込んだ。
目の前の人の顔はもやがかかっていてよく見えない。
声も機械を通しているような無機質な声だ。
でも、『私』は恐ろしくなついていた。
「―――ザザッ、大好き!」
その人の名前を言ったであろうところは雑音が入って聞き取れなかった。
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場面が変わった。
「出ていけ。お前に用は無い。」
『あの人』が両手に荷物を持ち、城の門から出ていく。
『私』は必死に手を伸ばすが、その手は衛兵によって阻まれた。
「――、―――、―――!」
私が『あの人』の名前を呼ぶと『あの人』は振り返り、
「――――。」
そこで目が覚めた。
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玲乃音(プロフ) - フォンテインさん» お帰りなさい!! 待ってました!あんスタの続きも楽しみに待ってました! (2020年1月5日 17時) (レス) id: 02b3e189b5 (このIDを非表示/違反報告)
フォンテイン(プロフ) - *神*威*さん» 読んでくださりありがとうございます!m(__)m更新頑張らせていただきます! (2017年10月10日 6時) (携帯から) (レス) id: f1eeea7ade (このIDを非表示/違反報告)
*神*威* - 最初から何度も読ませていただきました!一人一人の個性(?)がいいと思います!とても読んでいてワクワクするので、これからも更新頑張って下さい(*- -)(*_ _)ペコリ (2017年10月9日 23時) (レス) id: 662403215f (このIDを非表示/違反報告)
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