【TRICKSTER】私に関わらないで...【少年探偵団】

21~過去編~ ページ21

Aside








今日、花崎が退院する日...
そして、私の過去を皆に話す日...





野「どうかした？？」








『えっ！何でもないよ！！』








野「そう？あっ！花崎来たよ！！」









花「おまたせ！色々と迷惑かけて悪りぃな」









野「ホントだよね！皆心配してたんだから！！」






そんな花崎は苦笑しながら謝っていた




野「戻ろっか！！」





そして私達は明智探偵事務所へと戻っていた









〜明智探偵事務所〜







野「たっだいまー」









花「久々に帰ってきたな〜」




緊張が高まる...
今日、本当に皆に言うんだよね




花「A？無理すんなよ」








『うん、、』





頑張らなくちゃ、、
意を決心しなきゃ！！






『あっ、あの！！皆に話したい事があって、、』








皆の視線が一気に私に集まった
私は覚悟した...そして私は過去の事を話し始めた...









〜過去編〜






私は当時、5歳だった
まだ、その時は楽しい日常を繰り返していた

でも、そんな日常はすぐに崩されてしまった





私達は他の人からは恐れられていた
それは、私達が持つ能力《死神》


噂だと、私達に狙われた者は殺されると....
だけど、私達にはそんな気は無かった



確かにこの能力は危険な能力、だからこそ人々を傷つけたくなかった
だけど、皆に恐れられてしまうと、嫌でも我を忘れてしまう



「何でこんな能力、、嫌だ、イヤダ」と...



気がつけば、何人もの人の遺体が転がっている
だったら、私達は隠れて過ごそうと決めた、、






その時はまだ、何事もなかったように過ごしていた

だけどそこに、ある団体が来た
そしてそいつらは私達を殺そうとした





私と母は一緒に逃げた
父は私達を守る為に、そいつらを食い止めていた
.....が、やはり敵わず父はそこで亡くなった






母「あなた.....A、貴方は早く逃げるのよ！！」









『ママは？？』









母「いいから！！A！！早く逃げて！貴方だけでも助かって...」







弱々しく聞こえる最後の母の声....微かに笑って言った
その時の母の顔は今でも忘れられない
私は一目散に逃げた




けど、私はあいつらの仲間であろう、一人の女の人に捕まった





？「みーっけ！こんなところにまだ生存者がいるとはね〜」








私は殺されると思い、思い切りギュッと目を瞑った

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