RED【LDH】 (ページ29)

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隼｢あ､Aちゃん何分？｣

A｢あー…12分だ､やっぱ萌果には勝てないなぁ｣

萌果｢よし！じゃあ罰として2人は今すぐ気になるあの子に連絡してみよー！｣

少し酔いも周り始めて気分のいい私たちはそんな罰ゲームも受け入れる。

玲於くんに逃げられた女の子たちが私らの話に入ってこようとしてるけど､誰も相手にはしてない。

玲於｢罰ゲームの内容が中学生だな笑｣

A｢…えっと､私は｣

玲於｢お前は今すぐ健太に連絡しろ｣

大変言い難いことだけど､付き合ってる人と気になってる人が別な私はどうしたらいいのかと言おうとしたところで､即答で玲於くんに健太にしろと言われる。

連絡しろって言われても特に用はないし､どうしたものかとトーク画面を開いて悩む。

玲於｢飯行こって言えばいんじゃね？｣

A健太､暇な時ご飯食べにおいでよ

玲於｢LINEまで萌果と似てるわ笑｣

ぶっきらぼうに要件だけ述べるLINEの内容に､玲於くんからツッコミが入る。

玲於くんと萌果のトーク画面を見せてくれて､私と健太のとそっくりだった。

やっぱ幼馴染ってこうなんだろうか。

玲於｢で､隼は誰に送ったわけ？｣

隼｢誰かは秘密だけど､デートのお誘いしてみました｣

なんて笑いながら言う隼くんを見ていたら､なんか初々しくて可愛いなぁって思ってしまう。

だから私も玲於も気づかなかったんだ。
萌果が耳を真っ赤にしてスマホの画面を眺めてることに。

神谷健太健太に会いたくなった?

A違うけど

神谷健太Aが会いたいって言ってくれるまで会わない

罰ゲームで連絡したけど､暇なはずないのに返信はすぐに来て私はその内容に頭を悩ませていた。

A｢なんなんコイツ｣

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