RED【LDH】 (ページ2)

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そして､それから数日後さいたまスーパーアリーナ。

私は瑠唯から関係者のチケットをもらってRAMPAGEのライブ会場にやってきた。

テレビに出ている時は見るけど､特にRAMPAGEのファンだとか､応援してるとか言う訳でもないから､正直分からないことだらけだった。

ただ､人一倍健太が輝いて見えた。

十数年アイツと一緒にいたけど､私の知らないアイツがそこにいて胸が高鳴った。

A｢…やるじゃん｣

ファンのみんなに夢を与えるアイツは本当に凄かった。

ああ､やっぱり全然ダメだ。

私は健太に置いてかれるばっかで､追いつけそうもないって気づいた。

ライブが終わって､スタッフさんに誘導されて楽屋へと案内される。

私なんかのためにRAMPAGEのみなさんの時間を使わせるわけにも行かないって断ったんだけど､瑠唯が連れてくるよう言ってたみたいで強制連行。

？｢あれ､どっかで見たことある人｣

？｢ダンサーさんですよね？｣

恐る恐る楽屋に行くとメンバーは半分くらいしかいなくて､それでも物凄い威圧感と存在感があった。

私が入ると数人のメンバーがすぐに反応して､知ってくれてることを少しだけ嬉しく思った。

瑠唯｢陸さーん､翔吾ー､あんまり困らせないでください笑｣

翔吾｢瑠唯さんの知り合いですか？｣

瑠唯｢俺と健太の幼馴染！
A､今ね健太いないから驚かせよっか！｣

私が対応に困っていると瑠唯がすぐに助けてくれてホッとする。

それから健太が戻ってくるまで他のメンバーさんたちとたくさん話して仲良くなった。

みんな見かけによらず､とっても優しくていい人たちだった。

瑠唯と健太が仲間に恵まれたみたいで私は嬉しい。

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