BLUE 【LDH】 (ページ43)

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壱馬｢お姉さんたち可愛いねぇ｣

真白｢そんなことないですよ～笑｣

北人｢彼氏とかいるの？｣

亜知｢とびっきりカッコイイ彼氏います笑｣

樹｢今から時間ある？｣

A｢はい､一緒にコーヒー牛乳でもどうです？笑｣

ノリよく話しかけてきた壱馬くんたちに便乗して会話するけど､慎くんは何も言わない。

どこか機嫌が悪そうだった。

そのまま休憩スペースでコーヒー牛乳でも飲もうと8人で座るけど､一言も発さない慎くんに気まずそうな表情の菜月ちゃん。

慎｢真白に俺と付き合ってること言ったの？｣

突然口を開いたかと思えば､やっぱり怒っているような慎くんに菜月ちゃんは肩を震わせながら小さく頷いた。

慎くんの少しトゲのある言い方が私には弘樹さんのようだってまた感じてしまった。

だけど､それを感じとったのか樹がすかさず私の手を握った。

おかげで呼吸は上手くできる。

壱馬｢慎､言い方キツいって…｣

そんな慎くんをなだめる壱馬くんだけど､その場の空気はかなり重かった。

壱馬くんの隣では真白ちゃんも暗い表情だった。

真白｢私がまこっちゃんの時間を止めちゃってるなら…｣

慎｢待って､違う真白のせいじゃないから…だから俺を避けないで…｣

辛そうに真白ちゃんが言ったセリフを慎くんがかき消す。

そんな重たい空気の中､樹が突然立ち上がった。

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