BLUE 【LDH】 (ページ40)

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-樹 side-

亜知さんと北人さんに自分の思ってることを伝えた。

自分の言葉で口に出した瞬間にAへの好きが一気に込み上げてきた。

Aが一緒にお化け屋敷に入ろうって言ってくれたのも嬉しくて､ニヤケないようにすることに必死。

A｢亜知さんたちはええんかなぁ？｣

樹｢多分､北人さんがさっきので飽きたから行かないよ｣

北人さんはさっき撮影で入った時に先陣切って行って､満喫してしまったみたい。

撮影終わりにAと2人でお化け屋敷に向かう。

A｢やばい､めっちゃ怖そう…｣

自分から入ろうって言ってきたけど､Aは結構こういうの苦手らしい。

去り際に亜知さんがニヤニヤしながら俺たちを見てた。

樹｢手､握っててあげようか？｣

A｢ほんま！？お言葉に甘えさせていただきます笑｣

お化け屋敷に入る直前に手を差し出してあげると､ニコって微笑んで嬉しそうにその手を取るA。

こういうところに期待させられる。

A｢待って､ムリムリムリ…樹たすけて！｣

樹｢大丈夫だって笑｣

想像以上に怖がるAが面白くて､俺は怖がる暇もないくらいに笑っていた。

最終的には俺の背中に張り付いて一切前を見なくなったAをお化け屋敷の外まで導いてあげる。

樹｢もう外だよ笑｣

A｢やっと終わった～もう二度と入らない！｣

外に出ると安心したように元の笑顔に戻るA。

やっぱり家にいる時よりも外にいる時の方が笑顔が多い。

真白｢え､Aちゃんお化け屋敷行ったの？｣

A｢行った！意外と平気だから真白ちゃんも行ってきなや笑｣

樹｢良く言うよ､半分は目瞑ってたのに｣

A｢ちょっと！それは言わんといてや！｣

壱馬｢真白は無理やろなぁ笑｣

みんなのところに戻る途中で真白と壱馬さんに会って一緒に歩いていた。

2人はお化け屋敷も観覧車もあきらめて平和な乗り物に乗ってきたみたいだった。

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