BLUE 【LDH】 (ページ35)

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力矢｢樹が頼ってくれるのが､みんな嬉しいんだよ｣

樹｢迷惑じゃないですかね？｣

力矢｢ハハ笑そんなわけないよ､Aちゃんは大事なRAMPAGEクルーの1人だからね｣

そう言って笑ってくれる力矢さんにみんなに話してよかったって心から思った。

みんな俺に頼まれたからやってるんじゃない。

Aは大事なRAMPAGEクルーだから､みんなAを助けてあげたいんだ。

北人｢樹は強くなったよ｣

樹｢なんですか､急に｣

北人｢いや､真白の時のこと気にしてんじゃないかなぁって思って笑｣

北人さんが気づいたら俺の隣に来てそう言った。

真白が声が出なくなった時､自分の弱さを嘆いた俺と北人さん。

樹｢そりゃ気にしてますよ｣

北人｢今の樹ならAちゃん守れると思うよ｣

樹｢…北人さん｣

普段は巫山戯てばっかりの北人さんだけど､こういう時は結局一番俺の事を分かってくれる。

真白｢もうホントなんなのっ！｣

遠くから真白と亜知さんとAが歩いてきて､真白は完全に怒っていた。

Aに｢おいで｣って声をかければ､｢聞いてよ｣って真白もこっちに来た。

真白｢亜知ちゃんとAちゃんが綺麗すぎて､変な男の人に絡まれて大変だったんだよ？｣

北人｢ほんと？亜知さん大丈夫だったの？｣

亜知｢めっちゃ怖かったよ真白が笑｣

笑いながら言う亜知さんとAに俺と北人さんは首を傾げた。

樹｢真白が？｣

A｢真白ちゃんが怒ってサングラス取って､回し蹴り寸止めしたら逃げてったんよ笑｣

あぁ､真白がついていてくれてよかったって俺は北人さんと目を見合わせて笑った。

ハイローで鍛えた護身術は伊達じゃないみたいだ。

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