BLUE 【LDH】 (ページ15)

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-Aside-

壱馬くんに言われて今日は真白ちゃんちに泊まる事になった。

どっちにしろ､知らない男の服を着たまま家に帰る訳には行かなかったから私もそうするしかない。

RAMPAGEのカレンダー撮影が全て終わってから､私はメンバーと同じ車に乗せられて壱馬くんと樹くんに真白ちゃんちまで送られた。

真白｢Aちゃん､こないだごめんね…言いすぎた…｣

A｢ううん…私の方こそごめんね｣

家に入るとすぐに真白ちゃんが私に頭を下げてきた。

謝らなきゃいけないのは私の方なのに､先に謝らせてしまったことが少し申し訳ない。

真白｢今日はゆっくりしてって？｣

A｢…急にごめんね｣

真白｢いいのいいの！あ､ご飯は？｣

A｢私作るよ？作ってもらうのも悪いし｣

真白｢何言ってんの､Aちゃん今日はお客さんなんだから何にもしなくていいの～｣

と言って真白ちゃんがテキパキと料理を作ってくれる。

やっぱり真白ちゃんは凄いよなぁ。

可愛いし､スタイルもいいし､気が利くし､仕事もできるし､私なんか一つも勝てるところがない。

こんな子と付き合えたら男の人は幸せなんだろう。

A｢美味しい！真白ちゃんって自炊すんねんな？｣

真白｢元々ランペの寮にいて､みんなのご飯とかも作ってたからね笑｣

A｢ええなぁ毎日真白ちゃんのご飯食べれるなんて！｣

そんな会話をしながら夕食を食べて､シャワーを浴びてスマホを見た私は震えた。

彼からの着信。

A｢もしもし｣

『今すぐ帰ってこい』

A｢でも…｣

『俺に口答えする気か？黙って帰ってこい！』

私の返事を聞かずにプチンと切られた通話。

私の身体は自然に彼の指示に従うように動いていた。

今は真白ちゃんはシャワーを浴びているからいない。

"ごめん帰らなきゃ部屋着は今度返します"

置き手紙を残して私は真白ちゃんの家を飛び出して家までタクシーで帰った。

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