検索窓
今日:3 hit、昨日:44 hit、合計:252,941 hit

ページ47

EP.4 鬼ごっこ



大樹がAの手を引いて森の中を必死で走る。


「どこだ!」


声が聞こえてから2人は更に焦って逃げる。


「誰かいるんだろ!」


A「…っここだったら気づかれないんじゃない?」

大樹「ここ!?…っやべ!」


森の中で見つけた、自分たちの移動用の車。

Aの提案でその車に乗り込んで、外から見えないように伏せる。

必死で走ってきた2人は乱れた呼吸を整えようとする。


大樹「最後に鬼だったペアが後片付けだって…最悪!」

A「絶対やだよ笑
ってか、大人になってこんな本気で鬼ごっこすんの初めてだよ」

大樹「俺だって笑」


隠れ場所を見つけた安心感で2人は笑顔になる。


大樹「うわ、まだ心臓バクってる笑」


そう言う大樹にAは少し考えてから、耳を彼の心臓に当てる。


A「ほんとだ…」

大樹「やめろよ」


大樹がAを自分から離れさせる。
2人の間に少しだけ気まずい空気が流れる。


大樹「でもさ、なんでペアで逃げろって言われた時、俺の手とったの?」

A「キャプテンが来そうだったから…

私たち別れたって知ってるでしょ?」

大樹「知ってるけど……なんで…なんで別れたの?」


気まずそうに上を向いていた2人が、お互いの方を向いて視線を交わらせる。


A「…三股されてた笑」

大樹「え」

A「…死んでほし〜」

大樹「キャプテン、モテるからなぁ」


Aが上半身を起こして、大樹を見下ろす。
そのまま彼の手に自分の手を重ねた。







▽→←▽



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (255 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
771人がお気に入り
設定タグ:RAMPAGE , FANTASTICS , GENERATIONS   
作品ジャンル:タレント
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ANAPON(プロフ) - amiさん» ありがとうございます!とっても嬉しいです(;▽;) (2021年1月30日 20時) (レス) id: 764df54ed6 (このIDを非表示/違反報告)
ami(プロフ) - 1話からずっと読んでます!大好きな作品です!更新楽しみにしてます! (2021年1月30日 13時) (レス) id: b21544aa95 (このIDを非表示/違反報告)
ANAPON(プロフ) - みいさん» コメントありがとうございます!これからも読んでいただけると嬉しいです! (2021年1月28日 18時) (レス) id: 764df54ed6 (このIDを非表示/違反報告)
ANAPON(プロフ) - ゆりかさん» コメントありがとうございます!ご期待に添えるよう頑張ります! (2021年1月28日 18時) (レス) id: 764df54ed6 (このIDを非表示/違反報告)
みい - とっても面白いです!続き楽しみにしてます!!!大樹、北人に取られそうになって壱馬にもっと焦ってもらいたい、、、笑でもその2人は離れないで欲しいなー笑 (2021年1月28日 15時) (レス) id: a5ee367f21 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ANAPON | 作成日時:2021年1月4日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。