ドラ恋~KissOnTheBed~3

8話 ページ42

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澤田｢それでは配役を発表致します
今回の主役は…



Aさんと大樹さんです｣




小森『うわーーーーー！』

渡辺『やっぱり！よかったもん！！』




澤田｢2人の出す雰囲気がこの台本の設定にすごく合っていると思いました

初々しさとか､決してスムーズに運ぶわけではないといった部分がとてもいいなと思いました


そして､ヒロインの元彼のキャプテン役ですけども､こちらは…壱馬さんにお願いしようと思います｣




小森『やっぱそうか』




澤田｢では､主役のお2人は台本を持って､こちらにいらしてください｣


主役の座を勝ち取ったのは､中間告白でAへの想いを断ち切り､次の恋に進もうとしていた大樹と､壱馬と両想い中のA。


澤田｢あ､ごめんなさい､言うの忘れてました
お2人共､前に主役をやられた時よりとてもよかったです｣

｢｢ありがとうございます｣｣




あ〜『切ない…壱馬くん､自分が引き出せなかったんだって思っちゃう…』

渡辺『夏帆ももし大樹が好きだったらしんどいね…』




澤田｢では､主演のお2人はこのまま撮影の準備に参りましょう お疲れ様でした｣

｢｢お疲れ様でした｣｣


大樹とAは先生に続いて稽古場から出ていった。
そして､別室で喜びを分かち合い､抱きしめる。


大樹｢よかったよかった！めっちゃ嬉しい！｣

A｢嬉しい〜私もう演技ダメなのかなって思ってたから〜｣




渡辺『Aのこの嬉しそうな顔､久しぶりな気がする』

谷『泣いてばっかりでしたもんね…』




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